スパークリングワインって、乾杯の時によく注文しますよね。シャンパーニュを毎日飲めればいいけど、高いからなぁと思っている方必見です。シャンパーニュと同じ製法で造られているお手頃スパークリングワインを紹介します‼️
最近、外出自粛で家飲みやオンライン飲みが多くなってきましたので、ぜひ最初の一杯にお試しください!スパークリングワインは料理を選ばす、何にでも合いますよー
この記事を読んでいただきたい方
- スパークリングワイン(泡)が好きな方
- シャンパーニュは高いなぁと、いつも思っている方
- スパークリングワインを飲んだことがない方
スパークリングワインとシャンパーニュ
スパークリングワインとは?
スパークリングワインとは、発泡性ワインのことを指します。シュワシュワ泡が立ち上がってくるワインのことです。各国で呼び名が異なりますので、代表例を紹介します。
✅フランス🇫🇷:ヴァン・ムスー、クレマン
✅ドイツ 🇩🇪:シャウムヴァイン、ゼクト
✅イタリア🇮🇹:スプマンテ
✅スペイン🇪🇸:エスプモーソ
スパークリングワインの製法
スパークリングワインは、一定温度条件下で炭酸ガス圧を規定以上有するものと定義されています。その製法はいくつかあり、それぞれ特徴があります。代表的な3つの方法を紹介します。
トラディショナル方式(=シャンパーニュ方式)
まず、普通のワインを造って、瓶に詰めます。その時に、糖分と酵母をを加えて栓をします。この糖分と酵母が瓶の中で2回目の発酵を起こし、スパークリングワインが出来上がります。
ちなみに、1回目の発酵は最初のワインを造るときに行われています。
この方法は瓶内二次発酵とも呼ばれていて、シャンパーニュを造る際に用いられる方法です
シャルマ方式
まず、普通のワインを造って、大きなタンクに移し密閉し、その中に糖分と酵母を加えて2回目の発酵を起こさせて造る方法です。
トランスファー方式
瓶内二次発酵させたスパークリングワインを、加圧状態のタンクに開けて、冷却し濾過して新しいボトルに詰め替える方法です。
シャンパーニュとは?
シャンパーニュとは、俗にシャンパンと呼ばれているスパークリングワインのうちの一つです。フランスのシャンパーニュ地方で、法律で決められた製法(瓶内二次発酵)で造られたもののみに、シャンパーニュというラベル表記が許されます。
シャンパーニュは主にシャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエという3つのブドウ品種から造られます。これらの品種をブレンドしたり、単一品種から造ったりと、その割合は様々です。
瓶内熟成期間は最低15ヶ月となっています。
シャンパーニュは、長い歴史とブランド力により他のスパークリングワインと一線を画し、お祝いの席や記念日など特別な日に楽しまれるお酒の代名詞となっています。
日本でも大人気なのはいうまでもありません。洋式の結婚式の乾杯はほとんどシャンパーニュで、その他誕生日やお祝いではシャンパーニュが選ばれますよね。日本は世界でも有数のシャンパーニュ輸入国で世界第3位となっています‼️
そのため、価格も他のスパークリングワインに比べ高価です。普通のワインショップで取り扱っているシャンパーニュは大体3,500円〜6,000円くらいします。さらに良いヴィンテージものやフラッグシップモデルになると数万〜数十万するものもあります。最も有名なドンペリ(ドンペリニョン)は、普通クラスでも18,000円くらいします。
例えば、レストランでは、市場価格の2〜3倍くらいはするでしょうから、注文の際に、スパークリングワイン=シャンパーニュと思って「シャンパンください」と注文したら、シャンパーニュしか出てこないので気をつけましょう。
おすすめスパークリングワインのポイント
シャンパーニュは特別なスパークリングワインということがわかりました。でも、シャンパーニュ以外のスパークリングワインでも、とても美味しく、リーズナブルなものがたくさんあります。そんな、おすすめスパークリングワインをご紹介します‼️
おすすめスパークリングワイン3選
おすすめスパークリングワインとして、今回は以下の基準で選んでみました。
1️⃣シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造られているもの
2️⃣市場価格で3,000円以内で購入可能なもの
3️⃣筆者が実際に飲んで美味しいと思ったもの
それでは早速、おすすめスパークリングワインを見ていきましょう‼️
カバ(Cava)
カバはシャンパーニュと同じ製法で造られる、スペイン産のスパークリングワインです。
カバはカタルーニャ語で「洞窟」を意味します。
日本でも広く流通され、レストランやカフェバー、ワインバルなどでも普通に置いてあります。世界中で人気も高く、世界3大スパークリングワインの1つと言われています。
シャンパーニュとの違いは、ブドウ品種が最も大きな違いでしょう。
カバを造る際に使用される主要3品種はマカベオ、チャレッロ、パレリャーダといい、いずれも白ブドウです。そのブドウの特徴から、シャンパーニュよりもフルーティで酸味が穏やかな印象があります。
最低瓶内熟成期間は9ヶ月で、上位グレードのものになると30ヶ月を超えるものもあります。
とにかく、お手頃で、テイストも申し分のない、コスパの良さが際立ちます‼️
✅市場価格:1,000円台〜
フランチャコルタ
フランチャコルタは、シャンパーニュと同じ製法で造られる、イタリアを代表する高級スパークリングワインです。
フランチャコルタは、まだまだ知名度は高くありませんが、最近では有楽町に日本初のフランチャコルタ専門のバーができるなど、徐々に人気が高まってきています。
フランチャコルタもシャンパーニュと同様、その製造には数多くの規定があり、最低瓶内発酵期間はシャンパーニュより長い18ヶ月となっています。
フランチャコルタを造る際に使用されるブドウは、シャルドネ、ピノ・ビアンコ、ピノ・ネーロの3種類です。フランチャコルタはシャンパーニュに比べ酸味が穏やかと言われ、料理を選ばず何にでも相性の良いスパークリングワインです。
そのため、日本はフランチャコルタの輸入先として世界第1位となっています‼️
フランチャコルタは厳しい製法規定やそのクオリティから、シャンパーニュよりお手頃ですが、スパークリングワインの中では少し高めの価格になっています。
そんな時には、同じイタリアを代表するスパークリングワインの「プロセッコ」もおすすめです。こちらは瓶内二次発酵ではなく、シャルマ方式で造られるため、より安価に美味しく造ることができます。市場価格はカバと同様、1,000円台からとなっています。
✅市場価格:3,000円前後〜
クレマン・ド・ロワール
やっぱりスパークリングワインはシャンパーニュと同じフランスがいいっ、という方におすすめなのが、クレマン・ド・ロワールです。クレマンというのは前に紹介した通り、フランスでスパークリングワインを指します。クレマン・ド・ロワールはロワール地方で造られたスパークリングワインという意味です。ロワール地方はフランス最大のロワール川に沿って広がるワイン産地です。地元フランスでは、デイリーなカジュアルワインとして親しまれ、さらには、シャンパーニュに代わるお祝い事や記念日のワインとしても楽しまれています。
クレマン・ド・ロワールは瓶内二次発酵によって造られ、大半は最低瓶内熟成期間の9ヶ月以上でリリースされます。
使用されるブドウ品種は、シャルドネ、シュナン・ブラン、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールなどが使用されます。
クレマンが世界的に人気である理由の一つは、シャンパンに匹敵するほどの香りや味わいです。瓶内二次発酵製法によるきめ細かな泡、柑橘の香りと瓶内熟成による酵母由来の香りで、複雑性もあります。そんなクレマンは、高品質ながら手軽な価格帯であることが魅力です。地方によって品種の違いがあり、それぞれの個性を楽しむことができます。シャンパンと同じシャルドネやピノ・ノワールを使用する場合や、その土地ならではの品種もブレンドされています。
ロワール地方は広大なため、その地域によって味わいの個性があり、辛口でキレのあるものから、果実味豊かなパワフルなものまで、表情豊かです。いずれもシャンパーニュに引けを取らない香りと味わいながらも、シャンパーニュに比べリーズナブルに楽しむことができます。
その他、フランス国内におけるクレマンの産地は、クレマン・ダルザス(アルザス)、クレマン・ド・ブルゴーニュ、クレマン・デュ・ジュラ、クレマン・ド・ボルドー、クレマン・ド・リムー(ラングドック)、クレマン・ド・ディー(ローヌ)、クレマン・ド・サヴォワがありますので、こちらも機会があればお試しください‼️
✅市場価格:2,000円前後〜
スパークリングワインの開け方
最後におまけとして、スパークリングワインの開け方を紹介します‼️
開けた経験がないと、栓が飛び出して泡が吹き出すイメージがあってドキドキしますよね
意外に簡単に開けれるので、ゆっくりと落ち着いて、やってみてください
1️⃣栓を覆っているキャップシール(アルミホイルのようなもの)を外します。簡単に外せるように切り取り線や、ライナーが付いていることがあります。
2️⃣コルクに王冠と針金がついていますので、王冠を上から押さえながら、針金を逆方向に回して、広げます。コルクが飛び出さないように押さえながら、フキンやタオルなどで王冠と針金ごと上から包むように左手に持ち替えます。
3️⃣右手でボトルの底を持ち、約45度に傾けます。ボトルの底を右手でゆっくり回します(コルクの方は回さないでください)
4️⃣コルクが浮き上がってくるので、上から押さえつつ、ゆっくりゆっくりコルクを上昇させます。炭酸ガスが出始めても、上からある程度圧をかけて、ゆっくりガスを抜きます。
5️⃣ガスを感じなくなったら、コルクを抜いて完了です‼️
まとめ
いかがでしたでしょうか?スパークリングワイン=シャンパーニュのイメージがあったかもしれませんが、シャンパーニュ以外にもたくさんの美味しいスパークリングワインがあります
どこで、どういう製法で造られたスパークリングワインなのかを知って飲むと、さらに美味しく感じれると思います‼️
これからの季節、是非お試しくださいー