【知って得する】ワイン飲み残しの保存方法 コスパが良いのはこれだ!

家飲みで困るのがワインの飲み残し。ワインボトルを開けたのはいいけど、飲みきれず残してしまった時に、どうやって保存すれば良いか悩む方も多いのではないでしょうか?
そんなワインの飲み残しの保存方法をいろいろ比較し、最もコスパの良い保存方法をご紹介します!

この記事を読んで欲しい方

☑️ワインのことは詳しくないけど、飲むのは大好きな方

☑️ワインを家飲みするけど、1本は飲み切れない方

☑️ワインの飲み残しをどうすれば良いか、わからない方

ワイン飲み残しどうなる

そもそも飲み残したワインって、そのままにしておくとどうなるんでしょうか?
実はすぐに劣化するということはありません。徐々に劣化していきます。
そのため、保存方法の良し悪しで、この劣化のスピードが異なり、悪い方法で保存するとワインが早くダメになってしまうこともあるので注意が必要です。逆に上手く保存することで、1週間以上美味しく楽しむこともできます!

劣化とは?

酸化による劣化

ワインが劣化する最大の原因は「酸化です。
ワインは空気中の酸素と触れることで、香りと味が変化していきます。

これは、ワインにとっては良いこともあります。
よく、開けたてのワインより、開けてから1日〜2日置いたワインの方が美味しく感じることってありますよね?特に赤ワインでは、ワインの成分が適度に空気に触れることで熟成が進み良い変化を起こし、その結果香りが開き、味に深みを与えることがあります。

一方で、これが過ぎると酸味や苦味が増し、ワイン本来の風味が失われ、不味く感じてしまいます。それを防ぐ一番重要なことは、「ワインをできるだけ空気に触れさせない」ことです。
ワインボトル内の酸素の量が少なければ少ないほど、酸化を抑えられ、
酸素の量が多くなればなるほど、酸化は早く進みます。

さらに、白ワインは赤ワインに比べ酸化防止効果のあるポリフェノールなどのフェノール類の含有量が少ないため、酸素によるダメージは赤ワインに比べ大きくなります。そのため、さらに注意が必要です。

細菌による劣化

ワインが劣化するもう一つの原因は「細菌」です。

細菌といっても、室内に存在する細菌のことで、何か病気になるような細菌ではありません。
清潔な室内でも、ボトルの口を開けた状態で置いておくだけで、ボトル内に細菌が混入します。そのため、ワインを注いでいる以外の時はキャップをしておいた方が良いでしょう。

一つの菌が条件によって1日で数十万個に増えこともあります。これら細菌が代謝することによってワインの中に不純物が増えていってしまい、その結果酸味が増してまう原因となります
これは、普通に食品がだんだん酸っぱくなっていく過程と同じです。

細菌による劣化を抑えるには、清潔な環境に保つことと、細菌の増加や代謝が進まないように適切な温度で保存することが大切です。

ワイン飲み残し保存方法 種類別比較

それでは、実際に知られているワイン飲み残しの保存方法を種類別に紹介します。

わかりやすいように、「コスト」、「保存効果」、「コスパ度」に⭐️を5点満点で示しました(あくまでも個人的評価です)ので、ご参考ください!

今回オススメするワイン保存方法は、ワイン初級者でワインをもっと気軽に楽しみたい方を対象にしています。

コルクを挿し直す

最も手軽な方法は、抜栓したコルクを挿し直して保存することです。最近ではスクリューキャップのワインも多いので、実際にこの方法で保管されている方も多いのではないでしょうか?この方法でも2〜3日は十分ワインを楽しむことはできます

ただし、ボトル内の開いたスペースには空気が存在するため、劣化のスピードは抑えられませんので、1週間は持ちません。

また、コルクの挿し直しの場合は、手についた雑菌などがワインに混入する恐れがあるため、コルクをラップで包んでから、挿し直すとより効果が増します(空気の通りも抑えられます)ので、お試しください。

■コスト :⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

■保存効果:⭐️

■コスパ度:⭐️

小分けする

意外に知られていない方法で、手軽にできるのが、空びんやペットボトルなど小さい容器に移し替える方法です。
移し替える際のコツは、空びんやペットボトルの口いっぱいいっぱいに(できれば、表面張力で盛り上がるくらい)ワインを注ぎ、そのままキャップを閉め、空気をできるだけゼロの状態にすることです。この方法で冷蔵庫(できれば野菜室)で保存すると、1ヶ月近く保存できます

なお、空びんは100ml〜150mlくらいのガラス製(キャップはポリエステルでOK)ものがオススメです。ネットや東急ハンズ(実験器具売り場)などで購入することができます。この方法は長期保存ができるため、何種類かため込んで、飲み比べなどして楽しむことができますよ。

ペットボトルも500mlのハーフサイズくらいが良いでしょう。また、匂いや味の強い飲料のペットボトルを再利用するより、水や炭酸ウォーターなど、無味無臭のペットボトルを再利用するのがオススメです。

実際、この方法をメインにワインを保存しています。いろんなワインをちょっとずつ保存できるので、ちょっと飲みたい時やテイスティングの練習をしたい時などはとても便利です。付箋などでラベル情報や保存日などを貼っておくと良いですよ!

欠点は、空びんを洗うのが多少面倒なくらいです。

■コスト :⭐️⭐️⭐️⭐️

■保存効果:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

■コスパ度:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

バキュバン(空気を抜く)

飲食店などで最も汎用されている方法です。バキュバンというのは代表的な商品名で、同じような仕組みのものは、多数発売されています。市場価格1,500円くらいで購入可能です。

ボトル内の空気をバキュームポンプで吸い出し、飲み残しのワインを新鮮状態で保存します。メーカーの説明では、最良の状態で約10日間の保存が可能とのことです。
【使用方法】
(1)ストッパーをボトルの口にしっかりと入れる
(2)バキュームポンプをストッパーにかぶせて、ポンプを数回上下する
(3)ポンプをストッパーから取り外してワインボトルを密閉する
(4)開けるときには、ストッパーの上部をつまみ、ストッパーを外す

実際、使っていますが1週間以内であれば、十分劣化を抑えられます

欠点としては空気を抜く作業が手間というのと、何度も空気を抜くと、ワインの香り自体も薄くなっていく印象を受けますので、1〜2回を限度に使うのが良いと思います。

■コスト :⭐️⭐️⭐️

■保存効果:⭐️⭐️⭐️

■コスパ度:⭐️⭐️⭐️

アンチ・オックス(カーボンフィルター)

最近、飲食店などでも使われ出して流行っています。とにかく簡単なのが便利です!

アンチ・オックス内部には、酸化防止カーボンフィルターが内臓されており、ワインの酸化原因となる揮発性成分と酸素の接触を抑制し、ワインの酸化を大幅に遅らせる事により高い保存性能を実現しています。また、内部はシリコーン製となっていてボトルの口を完全に密閉し、空気を通しません。(メーカー情報)

また、メーカー調べでは、バキュバンなどのポンプ式の保存アイテムと比べて、ワインの酸化レベルを抑えることができるとのことです。

実際に使用していますが、とにかく簡単です。そのままキャップをすれば良いだけなので、楽チンです。実際効果があるのかわかりにくいところはありますが、1週間程度なら問題なく美味しくワインをいただけます

欠点としては、カーボンフィルターは液体につけてはいけないため、横置きにはできません。また、十分ワインの量が残っている時も、斜め置きでも液面が触れてしまうことがあるので、注意が必要です。

■コスト :⭐️⭐️⭐️

■保存効果:⭐️⭐️⭐️⭐️

■コスパ度:⭐️⭐️⭐️⭐️

デンソーワインセーバー(真空にする)

デンソーが開発したデンソーワインセーバーは、付属の栓をボトルに装着して、本体をかぶせるだけで自動的に真空化が可能なすぐれもの!
本体もスマートなデザインで、オブジェとしても使えそうな印象です。真空状態の確認は、本体上部にある点滅が変化することで確認できます。

真空状態なので、酸化抑制力は強力です。メーカー調べによると、1週間後も酸化がほとんど進まないようです。ちなみに、日本酒のボトルにも対応しています。

これは実際に使用したことはありません。ただ、原理はわかりやすく真空を作り出すことができるので、効果は間違い無いと思います。

価格が市場価格で1万円弱するので、あとは費用対効果をどう考えるかでしょう。

■コスト :⭐️⭐️

■保存効果:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

■コスパ度:⭐️⭐️⭐️

コラヴァン(栓を開けずに飲む)

コラヴァンは、ピストルのような形をした機器で、細いニードルをコルクに差し込むことにより、キャップシールを剥がしたりコルクを抜くことなく、ボトルの中のワインを注ぐことができる最新アイテムです‼️

ワインを注いだ分だけ、同時に純度99.9%のアルゴンガスがボトル内に注入されます。また、ニードルが細いため、ニードルを抜いた後も天然コルクが自然に穴を塞ぎ、ワインを開ける前の状態を保ちます。そのため、ワインは未開封と同じような状態で自然に熟成を続けることができ、長期熟成型のヴィンテージワインには最高のアイテムでしょう。

コラヴァンは、わずか 445g とコンパクトなサイズで、持ち運びも可能です。これだったら、グランヴァンをちょっと味見することなんかもできちゃいそうですね。

市場価格は5万円弱とかなりお高めです。。。

■コスト :⭐️

■保存効果:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

■コスパ度:⭐️⭐️

ワイン飲み残し保存方法 条件

上記の方法いずれかで保存したワインも、保存条件によって劣化のスピードは変わってきます。ワインを密閉したら、直射日光をさけ、低温保存した方が細菌などの発生・増殖を防げます。そのため、赤ワイン、白ワイン共に冷蔵庫(できれば野菜室)で保存することをオススメします。
また、冷蔵庫で保存する場合、空気との接触面をできるだけ減らすため、横置きではなく縦置きで保存しましょう。 また、可能な限り、1週間程度を目安に飲みきってしまいましょう

保存後に飲んだ時に、美味しくないと感じても、捨てずに料理酒として利用しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

そんなに毎日ワインは飲まないけど、たまにワインを飲む時に少しずつ飲みながら楽しみたいという初級者の方には、空びんやペットボトルなどに小分けする方法が、最もコスパに優れてて、おすすめです

だんだんワインの消費量が多くなってきたら、アンチ・オックスなど手頃な方法を試してみるのも良いのではないでしょうか?飲食店でもいろんな方法で保存されているので、みてみると参考になると思います。

 

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