【ソムリエ/ワインエキスパート試験2026】フランス前編(シャンパーニュ地方、アルザス・ロレーヌ地方、ブルゴーニュ地方&ボージョレ地区、ジュラ・サヴォワ地方、ローヌ渓谷地方)

ソムリエ/ワインエキスパート試験対策について、教本の出題ポイントをまとめています
昨年度からの変更点や、頻出箇所などポイントを抑えて解説します
最後に確認問題を掲載してありますので、理解度の確認に使用してください!

表示の説明

各項目の出題ポイント、ヒントはボックスで示しました
必ず押さえておくべき用語は青字、人名は赤字、ブドウ品種は緑字で表示しています
その他黒字の部分もできるだけ広く覚えるようにしましょう!
また、重要な箇所は黄色のアンダーラインで示しています

  1. 昨年からの主な変更点
  2. フランス全般
      1. プロフィール
      2. 歴史
      3. 気候風土
      4. 主なブドウ品種
      5. ワイン法と品質分類
  3. シャンパーニュ地方
      1. シャンパーニュ概要
      2. ブドウ品種
      3. 地方料理と食材
      4. 主要なA.O.C.ワイン
      5. 4大ブドウ栽培地
      6. シャンパーニュの種類
      7. 甘辛度表示
      8. 生産者の登録業態とその略号
      9. シャンパーニュの醸造方法
  4. アルザス・ロレーヌ地方
    1. アルザス地方
      1. アルザス地方概要
      2. 地方料理と食材
      3. 主要ブドウ品種
      4. 主要なA.O.C.ワイン
    2. ロレーヌ地方
      1. 主要なA.O.C.ワイン
  5. ブルゴーニュ地方&ボージョレ地区
      1. 歴史
      2. 文化
      3. 経済
      4. 気候風土
      5. 主要ブドウ品種
      6. 地方料理と食材
      7. ブルゴーニュのA.O.C.システム
    1. ブルゴーニュ全域
      1. 地方名A.O.C.
    2. シャブリ
      1. 村名A.O.C.
      2. 特級A.O.C.
    3. グラン・オーセロワ地区
      1. 地方名A.O.C.
      2. 村名A.O.C.
    4. コート・ド・ニュイとオート・コート・ド・ニュイ地区
      1. 地方名A.O.C.
      2. 広域村名A.O.C.
      3. マルサネ
      4. フィサン
      5. ジュヴレ・シャンベルタン
      6. モレ・サン・ドニ
      7. シャンボール・ミュジニィ
      8. ウージョ
      9. ヴォーヌ・ロマネ/フラジェイ・エシェゾー
      10. ニュイ・サン・ジョルジュ
    5. コート・ド・ボーヌとオート・コート・ド・ボーヌ地区
      1. 地方名A.O.C.
      2. 広域村名A.O.C.
      3. ラドワ・セリニー、アロース・コルトン、ペルナン・ヴェルジュレス
      4. ショレイ・レ・ボーヌ
      5. サヴィニー・レ・ボーヌ
      6. ボーヌ
      7. ポマール
      8. ヴォルネイ
      9. モンテリー、オーセイ・デュレス、サン・ロマン
      10. ムルソー、ブラニィ
      11. ピュリニィ・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェ
      12. サン・トーバン
      13. サントネイ
      14. マランジュ
    6. コート・シャロネーズとクーショワ地区
      1. 地方名A.O.C.
      2. 村名A.O.C.
    7. マコネ地区
      1. 地方名A.O.C.
      2. 村名A.O.C.
    8. ボージョレ地区
      1. 地方名A.O.C.
      2. 村名A.O.C.(クリュ・デュ・ボージョレ)
  6. ジュラ・サヴォワ地方
    1. ジュラ地方
      1. ジュラ地方概要
      2. 主要ブドウ品種
      3. 地方料理と食材
      4. 主要なA.O.C.ワイン
      5. Vin Jauneヴァン・ジョーヌ(黄ワイン)
      6. Vin de Pailleヴァン・ド・パイユ(藁ワイン)
    2. サヴォワ地方
      1. サヴォワ地方概要
      2. 主要ブドウ品種
      3. 地方料理と食材
      4. 主要なA.O.C.ワイン
  7. ローヌ渓谷地方
      1. ローヌ渓谷地方概要
      2. 主要ブドウ品種
      3. 地方料理と食材
    1. ローヌ渓谷全域
      1. 主なA.O.C.
    2. 北部ローヌ
      1. 主なA.O.C.
    3. 南部ローヌ
      1. 主要なA.O.C.
  8. フランス前編(シャンパーニュ地方、アルザス・ロレーヌ地方、ブルゴーニュ地方&ボージョレ地区、ジュラ・サヴォワ地方、ローヌ渓谷地方) 予想問題

昨年からの主な変更点

  1. シャンパーニュの主要品種にシャルドネ・ローズが認定(さらに、2025年7月31日の政令で~ブレンドにおいての上限はない。【P.558】
  2. A.O.C.アルザスまたはヴァン・ダルザスの規定(1)の説明文一部追記(なお、2025年5月26日の政令により~醸造で10%が限度となる。)【P.564】
  3. A.O.C.アルザスまたはヴァン・ダルザスの規定(5)の説明文一部追記(ただし、Alsace Grand Cu Kaefferkopfの~ピノ・グリは認められない。)【P.565】
  4. A.O.C.クレマン・ダルザスの説明文一部追記(なお、2025年5月26日の政令で~醸造で10%が限度となる。)【P.567】
  5. A.O.C.コトー・ブルギニヨンの説明文一部改訂(2011年にBourgogne Grand Ordinaireの~引き続き使用が許されている。)【P.572】
  6. A.O.C.コート・ド・ニュイ・ヴィラージュの説明文一部追記(24年からブロションの北側が~適されるA.O.C.ということになる。)【P.576】
  7. A.O.C.フィサンの説明文一部追記(ブロション村の一部とは~認定面積が32ha拡大した。)【P.577】【P.598】
  8. A.O.C.プイィ・ロシェの説明文一部追記(2024年11月18日の政令により~村名のPouilly-Lochéに対し)【P.594】
  9. A.O.C.プイィ・ヴァンゼルの説明文一部追記(2024年11月18日の政令により~村名のPouilly-Vinzellesに対し)【P.594】
  10. A.O.C.ヴァン・ド・サヴォワまたはサヴォワのクレマンの説明文一部追記(なお、クレマンにも~醸造で10%を上限とする。)【P.604】
  11. A.O.C.コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ+地理的名称の説明文にLaudunがクリュに昇格した旨、追記。合わせて南部ローヌの地図にも⑮Laudunが追加【P.608、P.611】
  12. A.O.C.コトー・ド・ディーの説明文一部改訂(ガス圧は少なくとも~15g/l以下でなければならない。)【P.610】

一部のA.O.C.で規定が追加になっています!
特にシャンパーニュの主要品種にシャルドネ・ローズが追加になっている点は要チェックです

フランス全般

プロフィール

✅ベルギー、ルクセンブルク、ドイツ、スイス、イタリア、スペインと接する
ワイン輸出額→112億ユーロ(世界1位)

歴史

紀元前6世紀頃フォカイア人マルセイユに上陸し、初めてブドウ栽培がもたらされた
✅紀元1世紀頃:ローヌにブドウが植えられる
✅紀元4世紀頃:冷涼なシャンパーニュ地方にもブドウ栽培が伝わる
19世紀後半:ベト病、ウドン粉病、フィロキセラの病害が広がる
1935年:I.N.A.O.設立(役割:A.O.C./I.G.P.管轄)→A.O.C.(原産地統制呼称)ワイン法制定

気候風土

✅北緯42〜51度(日本の北海道からサハリンと同緯度

主なブドウ品種

✅[白ブドウ]栽培面積順位
ユニ・ブランサンテミリオン(※コニャック、アルマニャックの主要品種)
シャルドネ
ソーヴィニョン・ブランブラン・フュメ
✅[黒ブドウ/グリブドウ]栽培面積順位
メルロ
グルナッシュ
シラー

ワイン法と品質分類

A.O.C.(原産地呼称保護)=Appellation d’Origine Contrôléeアペラシオン・ドリジーヌ・コントローレ
I.G.P.(地理的表示保護)=Indication Géographique Protégéeアンディカシオン・ジェオグラフィック・プロテジェ
Vin de Franceヴァン・ド・フランス(地理的表示のないワイン)

フランスは歴史も良く出題されるので、大きな出来事は押さえておきましょう

シャンパーニュ地方

シャンパーニュ概要

✅パリから140kmほど東に位置
✅ブドウ畑は5県に広がるが、7割はマルヌ県
✅メゾン(大手生産者)のシャンパーニュ出荷量は全体の7割を占める
古代ローマ人が4世紀にブドウ栽培をもたらす
最初のメゾンは1729年ルイナール→前年1728年、ルイ15世がガラス瓶に詰められたワインの流通を許可
✅歴代のフランス国王はランスの大聖堂で戴冠式を行なった
✅「シャンパーニュの丘陵、メゾンとカーヴ」がユネスコ世界文化遺産に登録(2015年)
✅シャンパーニュの輸出本数は総出荷本数の56.5%を占め海外市場での存在感大きい

✅土壌
白亜(チョーク)質の母岩@マルヌ県
・ジュラ紀キンメリジャンの泥灰質土壌@オーブ県

ブドウ品種

シャルドネ(繊細さと新鮮味を与え、長期熟成可能に)@コート・デ・ブラン、コート・ド・セザンヌ
ピノ・ノワール(ボディと骨格をもたらす)@モンターニュ・ド・ランス、コート・デ・バール
ムニエ(フルーティさとしなやかさを与える)@ヴァレ・ド・ラ・マルヌ
✅その他アルバンヌプティ・メリエピノ・ブランピノ・グリの4品種もA.O.C.シャンパーニュの主要品種として醸造に認定されているが栽培面積は全体の1%程度
・2022年11月30日の政令で気候変動に対する適応品種としてヴォルティスが追加(初のハイブリッド品種でベト病、ウドン粉病への耐性を持つ)
・2025年7月31日の政令でシャルドネの突然変異品種であるシャルドネ・ローズが主要品種として認定

A.O.C.シャンパーニュの主要品種にシャルドネ・ローズが認定されました!
主要品種としては8品種目となります(ヴォルティスは気候変動に対応するために試験的に導入され、使用制限のある品種のため、主要品種には含まれません)

地方料理と食材

Biscuit Rose de Reimsビスキュイ・ローズ・ド・ランス(ランス名物ピンク色のビスケット)
Chaourceシャウルス(A.O.P.チーズ、牛乳、白カビ)
Langresラングル(A.O.P.チーズ、牛乳、ウォッシュ、上面のくぼみが特徴:下画像)

出典:雪印メグミルク Cheese Club

シャンパーニュの概要は頻出のため、ポイントを押さえておきましょう

主要なA.O.C.ワイン

Champagneシャンパーニュ(発泡ロゼ、発泡白)
・発泡性ワインのロゼ、白のみ
グラン・クリュは17村(次項参照)

Coteaux Champenoisコトー・シャンプノワ(赤、ロゼ、白)
・シャンパーニュ域内の非発泡性ワインに与えられたA.O.C.
・品種はA.O.C.シャンパーニュに準じる

Rosé des Riceysロゼ・デ・リセイ(ロゼ)
・ロゼワインのA.O.C.
・品種はピノ・ノワールのみ

4大ブドウ栽培地

Montagne de Reimsモンターニュ・ド・ランス 地区
【グラン・クリュ】Ambonnayアンボネー, Beaumont sur Vesleボーモン・シュール・ヴェル, Bouzyブージー, Louvoisルーヴォワ, Mailly-Champagneマイイ・シャンパーニュ, Puisieulxピュイジュー, Silleryシルリー, Verzenayヴェルズネー, Verzyヴェルジー
ピノ・ノワール
Vallée de la Marneヴァレ・ド・ラ・マルヌ 地区
【グラン・クリュ】Aÿアイ, Tours sur Marneトゥール・シュール・マルヌ
ムニエ
Côte des Blancsコート・デ・ブラン 地区
【グラン・クリュ】Avizeアヴィーズ, Chouillyシュイイ, Cramantクラマン, Le Mesnil sur Ogerル・メニル・シュール・オジェ, Ogerオジェ, Oiryオワリー
シャルドネ
Côte des Barコート・デ・バール 地区
ピノ・ノワール(大手メゾンに欠かせない存在)

シャンパーニュ地方の4大ブドウ栽培地の主要品種と、グラン・クリュ17村がどの地区に位置しているか覚えましょう!

グラン・クリュ17村は、まず数の少ないヴァレ・ド・ラ・マルヌとコート・デ・ブランを覚えて、残りはモンターニュ・ド・ランスと理解しましょう!
ヴァレ・ド・ラ・マルヌはアイ村だけ覚えれば、残りは”マルヌ”と名前に入っているので簡単ですね。コート・デ・ブランはアヴィーズだけ覚えて、あとは”C”か”O”村の名前に入っているので、それを手掛かりに覚えましょう(ただし、モンターニュ・ド・ランスに”C”の付く村Mailly-Champagneがあるので、これだけは例外として注意しましょう)

シャンパーニュの種類

ノンヴィンテージ(仏Non Millésiméノン・ミレジメ):熟成期間は二次発酵のための瓶詰から15ヶ月以上(そのうち滓とともに熟成させる期間は最低12ヶ月)
ヴィンテージ(仏Millésiméミレジメ):熟成期間は二次発酵のための瓶詰から36ヶ月以上
プレステージキュベェ:各メゾンのフラッグシップ
ロゼ:3つの製法(①黒ブドウの直接圧搾、②黒ブドウのマセラシオンまたはセニエ、③白ワインに適量の赤ワインを混ぜるアッサンブラージュ
ブラン・ド・ブラン(仏Blanc de Blancsブラン・ド・ブラン):白ブドウのみから造られたシャンパーニュ
ブラン・ド・ノワール(仏Blanc de Noirsブラン・ド・ノワール):黒ブドウのみから造られたシャンパーニュ

甘辛度表示

✅残糖表示と残糖度(ワイン概論のスパークリングワインの残糖表示と同じ)
✅全く糖分添加をしていない残糖3g/l未満のものは以下の表示も可
Brut Natureブリュット・ナチュール
Pas Doséパ・ドゼ
Dosage Zéroドザージュ・ゼロ

残糖表示は頻出ですが、ワイン概論にもスパークリングワインの甘辛度記載があるので、そちらで他の国の表示名と合わせて覚えましょう!

Brut Nature, Pas Dosé, Dosage Zéroの規定については、シャンパーニュの項記載とワイン概論の記載が整合しない(未満と以下の表記ゆれ)ため、シャンパーニュ公式サイト(ホーム | Champagne.fr)の英語表記を元に、ワイン概論のスパークリングワインの残糖量の表示(3g/l未満)の記載にあわせています

生産者の登録業態とその略号

NM(ネゴシアン・マニピュラン):いわゆるメゾン(ブドウを買い付けて大規模に製造)
RM(レコルタン・マニピュラン)自社畑で収穫されたブドウを自ら醸造
✅CM(コーペラティヴ・ド・マニピュラン)生産者協同組合
✅RC(レコルタン・コーペラトゥール):協同組合に醸造を委託し、自社銘柄で販売
✅SR(ソシエテ・ド・レコルタン):一族の所有する畑で収穫された原料で醸造、販売する栽培農家
✅ND(ネゴシアン・ディストリビュトゥール):完成したシャンパーニュを購入し、自社ブランドで販売
MA(マルク・ダシュトゥール)プライベートラベルのシャンパーニュ

登録業態はそれぞれのキーワードから違いがわかるようにしておきましょう!

シャンパーニュの醸造方法

①収穫
②圧搾
・4000kgのブドウ→Cuvéeキュヴェ:2050リットル、Tailleタイユ:500リットルの搾汁量
③果汁清澄(仏Débourbageデブルバージュ
④アルコール発酵
⑤マロラクティック発酵(しないこともある)
⑥調合(仏Assemblageアッサンブラージュ
⑦瓶詰め(仏Tirageティラージュ
Liqueur de Tirageリキュール・ド・ティラージュを加えて瓶詰め、収穫翌年の1月1日以降
瓶内二次発酵
・24g/lの糖で6気圧のガスと同時に1.2%のアルコール上昇、アルコール度数13%を超えてはならない
⑨瓶内熟成(ノンヴィンテージ:15ヶ月以上、ヴィンテージ:36ヶ月以上
⑩動瓶(仏Remuageルミアージュ
PupitreピュピートルGyropaletteジャイロパレットを使用
⑪滓抜き(仏Dégorgementデゴルジュマン
⑫糖分調整(仏Dosageドサージュ
・滓抜き後のシャンパーニュにLiqueur d’expéditionリキュール・デクスペディシオンまたはLiqueur de Dosageリキュール・ド・ドザージュを添加
⑬打栓(仏Bouchageブシャージュ
Museletミュズレで固定

瓶内二次発酵による製法は、工程順と各工程に出てくる用語を押さえるようにしましょう!

アルザス・ロレーヌ地方

アルザス地方

アルザス地方概要

✅歴史的背景から文化的にドイツの影響を強く受けている
ヴォージュ山脈(西側)とライン川(東側)
51のリュー・ディ(区画名)がグラン・クリュとして認定
✅ヴォージュ山脈が西からの湿った風を遮断→降水量少なく、フェーン現象により暖かく乾燥した気候
モザイクと表現される多様な土壌

地方料理と食材

Choucrouteシュークルート(塩漬けキャベツ)
Munsterマンステール(A.O.P.チーズ、牛乳、ウォッシュ)

主要ブドウ品種

✅白ブドウ(※高貴品種)
リースリング
ピノ・ブラン
シルヴァネール
ピノ・グリ
ゲヴェルツトラミネール
ミュスカ
✅黒ブドウ
ピノ・ノワール(※赤およびロゼ向け品種で認められている黒ブドウはピノ・ノワールのみ!)

主要なA.O.C.ワイン

AlsaceアルザスまたはVin d’Alsaceヴァン・ダルザス(赤、ロゼ、白)
・アルザスのほぼ全域を包括するA.O.C.
【主な規定】
①多くの場合、ワインは単一の品種から醸造され、ラベルには品種名が表記される
赤ワイン、ロゼワインの品種はピノ・ノワールのみ
・2025年の政令で気候変動適応品種の使用が作付けで5%、醸造で10%を限度に認められた
②一定の条件を満たすと、13の地理的名称を付記できる
③一定の条件を満たすと、リュー・ディを付記できる
複数の白品種を混醸またはアッサンブラージュしたワインに「Edelzwickerエーデルツヴィッカー」と表記できる
 Gentilジャンティ」を名乗る場合は、高貴品種を50%以上使用しなければならない
⑤一定の条件を満たした甘口ワインに「Vendanges Tardivesヴァンダンジュ・タルディーヴ」(遅摘みの意味)や「Sélection de Noblesセレクシオン・ド・グラン・ノーブル」(貴腐の意味)と表記できる
・ブドウ品種は高貴4品種に限られる(ただし、アルザス・グラン・クリュKaefferkopfではピノ・グリは認められない
・収穫は手摘み
・収穫翌年の6月1日まで熟成させなければならない
収穫時に規定の果汁糖度を満たしていること(以下)。補糖は認められない
 Vendanges TardivesGw/PG:270g/l)(Mu/Ri:244g/l)
 Sélection de NoblesGw/PG:306g/l)(Mu/Ri:276g/l)
⑥AlsaceまたはVin d’Alsaceを名乗る白ワイン(Vendanges TardivesおよびSélection de Noblesを除く)は糖分表示が義務付け(ワイン概論のスパークリングワイン以外の残糖量の表示と同じ)

⑤の果汁糖度は頻出箇所なので、必ず押さえておきましょう!

Alsace Grand Cruアルザス・グラン・クリュ赤、白
51のリュー・ディがグラン・クリュとして認められている
【主な規定】
①認められている品種は高貴4品種のみ(ただし、②の例外規定あり)
②以下のグラン・クリュは品種について例外規定が認められている
Altenberg de Bergheimアルテンベルグ・ド・ベルガイムリースリング主体の混醸OK
Zotzenbergゾッツェンベルグシルヴァネールの使用OK(ミュスカはNG)
Kaefferkopfケフェルコップフゲヴェルツトラミネール主体の混醸OK
HengstヘングストKirchberg de Barrキルシュベルグ・ド・バールVorbourgフォルブールピノ・ノワールを単一醸造した赤
③収穫は手摘み
④甘口ワインの規定はアルザスA.O.C.に準ずる
KaefferkopfのVendanges TardivesおよびSélection de Noblesではピノ・グリは認められない

アルザスはグラン・クリュの例外規定は頻出です!
特に近年、ピノ・ノワール単一から造られる赤ワインの例外規定が3つのグラン・クリュに認められていますので必ず覚えましょう!!

Crémant d’Alsaceクレマン・ダルザス(発泡白、発泡ロゼ)
・認定品種はリースリングピノ・ブランピノ・ノワールピノ・グリオーセロワシャルドネ
・ロゼはピノ・ノワールのみ
2025年の政令で環境適応品種が作付けで5%、醸造で10%が限度に認められた
・収穫は手摘み
・瓶内二次発酵により造られる(瓶内熟成期間:最低9ヶ月
・フランス国内で消費されるクレマン第1位

ロレーヌ地方

主要なA.O.C.ワイン

Côtes de Toulコート・ド・トゥール(赤、グリ、白)
・ガメイ、ピノ・ノワールなどを直接圧搾して造られるグリワインで知られる
Moselleモーゼル(赤、白、ロゼ)
・2011年にV.D.Q.S.から昇格

上記A.O.C.がロレーヌ地方のA.O.C.であることがわかるようにしましょう

ブルゴーニュ地方&ボージョレ地区

歴史

✅ブドウ畑が村名、1級、特級と階層的に格付けされている
✅ブルゴーニュのブドウ栽培は、キリスト教と密接なつながりをもつ→最も古い記録が残るのはシャンベルタン・クロ・ド・ベーズ(「クロ」は石垣で囲われていたことを意味する)
シトー修道会によってブルゴーニュのブドウ畑は大きく発展→特級畑のクロ・ド・ヴージョ(1115年)やクロ・ド・タール(1141年)が誕生 ※「クロ」は石垣で囲われていたことを意味
フィリップ豪胆公によるガメイの植え付け禁止の勅令(1395年)→ボージョレは支配下になかったため勅令の効力は及ばず
コンティ公ルイ・フランソワ・ド・ブルボンが後のロマネ・コンティを取得(1760年)
1789年のフランス大革命→ブドウ畑の細分化
✅1930年代に栽培農家が自ら醸造、瓶詰めを行うようになる(ドメーヌ元詰め)

文化

✅1443年、ニコラ・ロランが困窮者のための施療院オテル・デューをボーヌに建設(オスピス・ド・ボーヌ
→毎年11月第1日曜にワインの競売が行われ、前後3日間を「栄光の三日間」と呼ぶ
✅2015年、「ブルゴーニュのブドウ畑のクリマ」が世界遺産登録

経済

✅ブルゴーニュワインの総売上の62%は輸出
日本は輸入金額ベースで米国、英国に次ぐ第3位(数量ベースでは第5位)

気候風土

✅シャブリ、グラン・オーセロワ地区からマコネ地区まで南北230km
✅半大陸性、ないし大陸性気候
✅土壌はおおむね粘土石灰質

ブルゴーニュの概要は頻出箇所です!
特に歴史は現在のブルゴーニュに至った重要な出来事を中心に押さえましょう!

主要ブドウ品種

✅白ブドウ品種
シャルドネ(栽培比率51%)
アリゴテ(栽培比率6%)

✅黒ブドウ品種
ピノ・ノワール(栽培比率39.5%)
ガメイ(ボージョレ地区の最重要品種で栽培面積98%)

地方料理と食材

Boeuf Bourguignonブフ・ブルギニヨン(牛肉の赤ワイン煮込み)
Coq au Vinコック・オー・ヴァン(鶏肉の赤ワイン煮込み)
Jambon Persilléジャンボン・ペルシエ(ハムと香草入りゼリー寄せ)
Epoissesエポワス(A.O.P.チーズ、牛乳、ウォッシュ)
Délice de Pommardデリス・ド・ポマール(トリプルクリームのフレッシュチーズ)
Pain d’épicesパン・デビス(蜂蜜風味のケーキ)

ブルゴーニュのA.O.C.システム

✅以下の階層構造で、限定された範囲のA.O.C.の方が規定が厳しく格上
地方名A.O.C.Appellation Régionaleアペラシオン・レジオナル
村名A.O.C.Appellation Communaleアペラシオン・コミュナル
・単一区画のブドウから造られた村名A.O.C.ワインはラベルに区画名を名乗ることができる
プルミエ・クリュ(1級畑)
・単一区画が1級畑に格付けされている場合は区画名とともに「Premier Cru」と表記することが可能
グラン・クリュ(特級畑)
・ブルゴーニュのA.O.C.システムで最上位
特級畑はそれだけで特別なので、あえて村名を添える必要がなく、特級畑名だけ表記すればよい(シャブリだけ例外)

ブルゴーニュのA.O.C.システムは階層別になっており、特にグラン・クリュは生産可能色も含めて覚えるようにしましょう!

ブルゴーニュ全域

地方名A.O.C.

Bourgogneブルゴーニュ(赤、ロゼ、白)
・4県314の市町村に与えられた、最も広域の地方名A.O.C.
ロゼには「Clairetクレレ」の表記も許される
Bourgogne Côte d’Orブルゴーニュ・コート・ドール(赤、白)
・コート・ドール県とソーヌ・エ・ロワール県の40ヵ村に認められたA.O.C.
・規定はA.O.C.ブルゴーニュより厳しい
Bourgogne Aligotéブルゴーニュ・アリゴテ(白)
アリゴテのみから造られる白ワイン
・新酒を表す「Primeurプリムール」、「Nouveauヌーヴォー」の表記も可能
Bourgogne Passe-Tout-Grainsブルゴーニュ・パス・トゥー・グラン(赤、ロゼ)
・A.O.C.ブルゴーニュに加え、ボージョレ地区全域を含むエリアで造られる、ピノ・ノワールガメイのブレンド(または混醸)からなる赤、ロゼのA.O.C.
ピノ・ノワールが30%以上、ガメイが15%以上含まれていることが条件
Coteaux Bourguignonsコトー・ブルギニヨン(赤、ロゼ、白)
・A.O.C.ブルゴーニュに加え、ボージョレ地区全域を含むエリアで造られる単一またはブレンドワイン
・白ワインの新酒には「Primeur」、「Nouveau」の表記も可能
・ロゼワインには「Clairet」の表記も可能
Crémant de Bourgogneクレマン・ド・ブルゴーニュ(発泡ロゼ、発泡白)
・A.O.C.ブルゴーニュに加え、ボージョレ地区全域を含むエリアで造られる白とロゼの発泡性ワイン
・ロゼはマセレーションかセニエによって造られる
瓶内二次発酵(瓶内熟成期間:9ヶ月以上)
Bourgogne Mousseuxブルゴーニュ・ムスー(発泡赤)
・A.O.C.ブルゴーニュに加え、ボージョレ地区全域を含むエリアで造られる赤の発泡性ワイン
・白ブドウは混植、混醸の場合のみ使用可
瓶内二次発酵(瓶内熟成期間:9ヶ月以上)

地方名A.O.C.は、それぞれの規定やラベル表記を中心に覚えましょう!
ブルゴーニュ・ムスーは近年追記された発泡赤を造れるA.O.C.です

シャブリ

スラン川右岸に特級畑
特級畑の土壌:キンメリジャン

村名A.O.C.

Chablisシャブリ(白)
・ヨンヌ県のシャブリを中心に17ヵ村に与えられたシャルドネから造られる辛口白ワインのA.O.C.
・現地ではシャルドネを「Beaunoisボーノワ」と呼ぶ
・40の区画が1級畑として認められている→「Chablis Premier Cruシャブリ・プルミエ・クリュ」を名乗ることが可能

Petit Chablisプティ・シャブリ(白)
・A.O.C.シャブリと同じ17ヵ村を対象(区画はA.O.C.シャブリと明確に区別されている)
・土壌はチトニアン
・規定はA.O.C.シャブリよりも緩く、味わいは軽やかでフルーティ

特級A.O.C.

Chablis Grand Cruシャブリ・グラン・クリュ(白)
・7つの特級畑に与えられたA.O.C.(ラベル表記:Chablis Grand Cru + 畑名
スラン川右岸
・以下、西から東にかけて順に記載
Bougrosブーグロ
Preusesプルーズ
La Moutonneラ・ムートンヌ→非公式畑(ドメーヌ・ロン・デパキのみ”シャブリ・グラン・クリュ・ムートンヌ”の記載が認められている。区画はヴォーデジールとプルーズにまたがる)
Vaudésirヴォーデジール
Grenouillesグルヌイユ
Valmurヴァルミュール
Les Closレ・クロ
Blanchotブランショ

シャブリ・グラン・クリュは頻出のため、教本の地図上の位置も含めて、西から東にかけて順に覚えるようにしましょう!

グラン・オーセロワ地区

✅シャブリを除く、ヨンヌ県のワイン産地
地域固有品種セザール(ピノ・ノワールとアルジャンの自然交配)

地方名A.O.C.

Bourgogne Côtes d’Auxerreブルゴーニュ・コート・ドーセール(赤、ロゼ、白)
Bourgogne Coulanges-la-Vineuseブルゴーニュ・クーランジュ・ラ・ヴィヌーズ(赤、ロゼ、白)
Bourgogne Chitryブルゴーニュ・シトリー(赤、ロゼ、白)
Bourgogne Côte Saint-Jacquesブルゴーニュ・コート・サン・ジャック(赤、ロゼ、白)
オーセール市の北、ジョワニー村に与えられた地理的名称付きA.O.C.(ブルゴーニュ最北)
・色の薄いロゼであるヴァン・グリが有名
Bourgogne Epineuilブルゴーニュ・エピヌイユ(赤、ロゼ)
Bourgogne Tonnerreブルゴーニュ・トネール(白)

村名A.O.C.

Irancyイランシー(赤)
ピノ・ノワール主体の赤ワインのみのA.O.C.
Saint Brisサン・ブリ(白)
ブルゴーニュで唯一のソーヴィニヨン・ブラン、またはソーヴィニヨン・グリ主体の白
Vézelayヴェズレー(白)
シャルドネから造られる白ワインのA.O.C.

グラン・オーセロワ地区は特徴的な3つの村名A.O.C.を押さえましょう!
特にサン・ブリはブドウ品種も良く問われます。サン・ブリの頭文字から「S.B.」=ソーヴィニヨン・ブランと覚えておきましょう!

コート・ド・ニュイとオート・コート・ド・ニュイ地区

コート・ドール「黄金丘陵」
コート・ド・ニュイ(ディジョンからコルゴロワンまでの北部)
オート・コート・ド・ニュイ(コート・ド・ニュイの丘向こうにある丘陵地)

地方名A.O.C.

Bourgogne Montreculブルゴーニュ・モントルキュル(赤、ロゼ、白)
Bourgogne Le Chapitreブルゴーニュ・ル・シャピートル(赤、ロゼ、白)
Bourgogne Hautes-Côtes de Nuitsブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ(赤、ロゼ、白)

広域村名A.O.C.

Côtes de Nuits-Villagesコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(赤、白)
・独自の村名A.O.C.を持たない4ヵ村(ブロション、コンブランシアン、コルゴロワン、プルモー・プリセー)にフィサンを加えた5ヵ村に与えられる村名A.O.C.
・ブロション村北側は2024年からA.O.C.フィサンを名乗れるようになった(南側は赤がA.O.C.ジュヴレ・シャンベルタンを名乗れる)

マルサネ

【村名A.O.C.】

Marsannayマルサネ(赤、ロゼ、白)
・コート・ド・ニュイの村名A.O.C.で唯一、赤・白・ロゼ3色生産可能
・1級畑なし

【特級畑A.O.C.】

・特級畑なし

フィサン

【村名A.O.C.】

Fixinフィサン赤、白
・6つの1級畑

【特級畑A.O.C.】

・特級畑なし

ジュヴレ・シャンベルタン

【村名A.O.C.】

Gevrey-Chambertinジュヴレ・シャンベルタン(赤)
コート・ド・ニュイの村名A.O.C.で面積最大
【代表的な1級畑】Clos Saint-Jacquesクロ・サン・ジャックLes Cazetiersレ・カズティエLavaux Saint-Jacquesラヴォー・サン・ジャック

【特級畑A.O.C.】

特級畑9つ(最多)
Ruchottes-Chambertinリュショット・シャンベルタン(赤)
Mazis-Chambertinマジ・シャンベルタン(赤)
Chambertin-Clos-de-Bèzeシャンベルタン・クロ・ド・ベーズ(赤)
ブルゴーニュ史上最古
シャンベルタンを名乗ることもできる
Chambertinシャンベルタン(赤)
Latricières-Chambertinラトリシエール・シャンベルタン(赤)
Chapelle-Chambertinシャペル・シャンベルタン(赤)
Griotte-Chambertinグリオット・シャンベルタン(赤)
Charmes-Chambertinシャルム・シャンベルタン(赤)
Mazoyères-Chambertinマゾワイエール・シャンベルタン(赤)
シャルム・シャンベルタンを名乗ることもできる

モレ・サン・ドニ

【村名A.O.C.】

Morey-Saint-Denisモレ・サン・ドニ(赤、白)
【代表的な1級畑】Monts Luisantsモン・リュイザンLes Faconniéresレ・ファコニエールLes Millandesレ・ミランド

【特級畑A.O.C.】

・特級畑5つ
Clos de la Rocheクロ・ド・ラ・ロッシュ(赤)
Clos Saint-Denisクロ・サン・ドニ(赤)
Clos des Lambraysクロ・デ・ランブレー(赤)
Clos de Tartクロ・ド・タール(赤)モノポール
Bonnes-Maresボンヌ・マール(赤)
一部シャンボール・ミュジニーにまたがる

シャンボール・ミュジニィ

【村名A.O.C.】

Chambolle-Musignyシャンボール・ミュジニィ(赤)
【代表的な1級畑】Les Amoureusesレ・ザムルーズLes Charmesレ・シャルムLes Fuéesレ・フュエ

【特級畑A.O.C.】

・特級畑2つ
Bonnes-Maresボンヌ・マール(赤)
一部モレ・サン・ドニにまたがる
Musignyミュジニー赤、白
コート・ド・ニュイの特級畑で唯一白ワインが認められている

ウージョ

【村名A.O.C.】

Vougeotウージョ(赤、白)
・コート・ド・ニュイの村名A.O.C.で面積最小
【代表的な1級畑】Clos de la Perrièreクロ・ド・ラ・ペリエールLe Clos Blancル・クロ・ブランLes Crâsレ・クラLes Petits Vougeotsレ・プティ・ヴージョ
※ル・クロ・ブランは別名La Vigne Blancheラ・ヴィーニュ・ブランシュといい、白ブドウの区画

【特級畑A.O.C.】

・特級畑1つ
Clos de Vougeotクロ・ド・ウージョ(赤)
コート・ド・ニュイのグラン・クリュで最大面積

ヴォーヌ・ロマネ/フラジェイ・エシェゾー

【村名A.O.C.】

Vosne-Romanéeヴォーヌ・ロマネ(赤)
・ヴォーヌ・ロマネ村と隣接するフラジェイ・エシェゾー村に与えられた村名A.O.C.
・特級畑8つ、1級畑14区画あり
【代表的な1級畑】Cros Parantouxクロ・パラントゥーLes Beaux Montsレ・ボー・モンAux Malconsortsオー・マルコンソールLes Petits Montsレ・プティ・モンLes Chaumesレ・ショーム

【特級畑A.O.C.】

・特級畑8つ
Echezeauxエシェゾー(赤)
Grands-Echezeauxグラン・ゼシェゾー(赤)
Richebourgリシュブール(赤)
La Romanéeラ・ロマネ(赤)モノポール
ブルゴーニュのグラン・クリュで面積最小
Romanée-Contiロマネ・コンティ(赤)モノポール
DRCのモノポール
・ポンパドゥール夫人とコンティ公が争った畑
Romanée-Saint-Vivantロマネ・サン・ヴィヴァン(赤)
La Grande Rueラ・グランド・リュー(赤)モノポール
La Tâcheラ・ターシュ(赤)モノポール
コート・ド・ニュイのグラン・クリュでも最南DRCのモノポール

DRCとは?
ヴォーヌ・ロマネ村に本拠地を構えるロマネ・コンティの生産者、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの略称

ニュイ・サン・ジョルジュ

【村名A.O.C.】

Nuits-Saint-Georgesニュイ・サン・ジョルジュ(赤、白)
【代表的な1級畑】Les Saint-Georgesレ・サン・ジョルジュLes Caillesレ・カイユLes Vaucrainsレ・ヴォークラン

【特級畑A.O.C.】

・特級畑なし

村名A.O.C.と特級畑A.O.C.の名前が似てますので間違えないようにしましょう!
北から順にA.O.C.名と生産可能色を覚えましょう。
特にジュヴレ・シャンベルタンヴォーヌ・ロマネは地図問も出題されますので、グラン・クリュの地図上の位置も押さえましょう!

1級畑は余裕があれば覚える程度でも大丈夫です(優先順位は低め)
それよりも村名A.O.C.、特級畑A.O.C.をしっかり押さえるようにしましょう

コート・ド・ボーヌとオート・コート・ド・ボーヌ地区

地方名A.O.C.

Bourgogne La Chapelle Notre-Dameブルゴーニュ・ラ・シャペル・ノートル・ダム(赤、ロゼ、白)
Bourgogne Hautes-Côtes de Beauneブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ(赤、ロゼ、白)

広域村名A.O.C.

Côtes de Beaune-Villagesコート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ(赤)
・ラドワからマランジュまで、村名A.O.C.を有するコート・ド・ボーヌの16ヵ村

ラドワ・セリニー、アロース・コルトン、ペルナン・ヴェルジュレス

【村名A.O.C.】

Ladoixラドワ(赤、白)
Aloxe-Cortonアロース・コルトン(赤、白)
・コルトンの丘の心臓部
・ほとんどが赤で、白は全体の1%程度
Pernand-Vergelessesペルナン・ヴェルジュレス(赤、白)
・コルトンの丘の西
・8つの1級畑のうち、2000年に昇格した3つの区画は白のみ生産可能

【特級畑A.O.C.】

Cortonコルトン赤、白
Corton-Charlemagneコルトン・シャルルマーニュ(白)
Charlemagneシャルルマーニュ(白)

ショレイ・レ・ボーヌ

【村名A.O.C.】

Chorey-lès-Beauneショレイ・レ・ボーヌ(赤、白)

サヴィニー・レ・ボーヌ

【村名A.O.C.】

Savigny-lès-Beauneサヴィニー・レ・ボーヌ(赤、白)

ボーヌ

【村名A.O.C.】

Beauneボーヌ(赤、白)
地区最大
・およそ75%が1級畑(42区画)
Côte de Beauneコート・ド・ボーヌ(赤、白)

ポマール

【村名A.O.C.】

Pommardポマール(赤)
ボーヌ地区で赤のみ生産が認めらている村

ヴォルネイ

【村名A.O.C.】

Volanyヴォルネイ(赤)
ボーヌ地区で赤のみ生産が認めらている村

モンテリー、オーセイ・デュレス、サン・ロマン

【村名A.O,C】

Monthélieモンテリー(赤、白)
Auxey-Duressesオーセイ・デュレス(赤、白)
Saint-Romainサン・ロマン(赤、白)

ムルソー、ブラニィ

【村名A.O.C.】

Meursaultムルソー赤、白
・白ワインの高級産地
Blagnyブラニー(赤)
・ムルソーとピュリニィ・モンラッシェの村境にある
ボーヌ地区で赤のみ生産が認めらている村

ボーヌ地区で赤のみ生産が認めらている、3つの村(ポマール、ヴォルネイ、ブラニー)を押さえましょう!
A.O.C.ムルソーは白ワインのイメージが強いですが、赤ワインも造ることができます

ピュリニィ・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェ

【村名A.O.C.】

Puligny-Montrachetピュリニィ・モンラッシェ(赤、白)
・ムルソーの南に隣接
・ほぼ100%白の産地
Chassagne-Montrachetシャサーニュ・モンラッシェ(赤、白)
・ピュリニィ・モンラッシェの南に隣接

【特級畑A.O.C.】

・ピュリニィ・モンラッシェ村の4つの特級畑があり、シャサーニュ・モンラッシェ村には3つの特級畑があり、そのうち2つは両方の村にもまたがる
Chevalier-Montrachetシュヴァリエ・モンラッシェ(白)@ピュリニィ ※標高最も高い
Montrachetモンラッシェ(白)@ピュリニィ&シャサーニュ
Bâtard-Montrachetバタール・モンラッシェ(白)@ピュリニィ&シャサーニュ
Bienvenues-Bâtard-Montrachetビヤンヴニュ・バタール・モンラッシェ(白)@ピュリニィ
Criots-Bâtard-Montrachetクリオ・バタール・モンラッシェ(白)@シャサーニュ

ピュリニィ・モンラッシェとシャサーニュ・モンラッシェの特級畑のまたがり問題は頻出となっています!地図を頭に入れておきましょう

サン・トーバン

【村名A.O.C.】

Saint-Aubinサン・トーバン(赤、白)
・ピュリニィ・モンラッシェとシャサーニュ・モンラッシェの丘向こうに隣接
・村の北東にガメイというアモー(字)がり、ガメイ種の由来とされる

サントネイ

【村名A.O.C.】

Santenayサントネイ(赤、白)
・サシャーニュ・モンラッシェの南に隣接

マランジュ

【村名A.O.C.】

Marangesマランジュ(赤、白)
コート・ド・ボーヌ最南端の村名A.O.C.

ボーヌは村名A.O.C.が多いので、地図上の位置や生産可能色など、重要な村については押さえましょう!

コート・シャロネーズとクーショワ地区

✅北から、ブーズロンリュリーメルキュレジヴリモンタニィの村名A.O.C.が並ぶ

地方名A.O.C.

Bourgogne Côte Chalonnaiseブルゴーニュ・コート・シャロネーズ(赤、ロゼ、白)
Bourgogne Côtes du Couchoisブルゴーニュ・コート・デュ・クーショワ(赤)

村名A.O.C.

Bouzeronブーズロン(白)
ブルゴーニュで唯一、アリゴテから造られる白ワインにのみ認められているA.O.C.
Rullyリュリー(赤、白)
Mercureyメルキュレ(赤、白)
・村名A.O.C.で地区最大面積
Givryジヴリ(赤、白)
Montagnyモンタニィ(白)
シャロネーズの村名A.O.C.としては最南に位置する
シャルドネから造られる白ワインのみに認められているA.O.C.

コート・シャロネーズは5つの村名A.O.C.を北から覚えましょう!
ブーズロンは頻出ですので、アリゴテといえばブーズロンと覚えましょう

マコネ地区

・ブルゴーニュ地方の最南端(ボージョレを除く)

地方名A.O.C.

Mâconマコン(赤、ロゼ、白)
・白とロゼは新酒として「Primeur」や「Nouveau」の表記が可能
・白はシャルドネのみ
・赤とロゼはピノ・ノワールガメイ
Mâcon Villagesマコン・ヴィラージュ
・白はシャルドネのみ
・新酒として「Primeur」や「Nouveau」の表記が可能
Mâconマコン+地理的表示(赤、ロゼ、白 ※地理的表示により異なる)
・27の村名を付した地理的表示付きA.O.C.マコン
・白はシャルドネのみ
赤とロゼはガメイのみ

村名A.O.C.

Viré-Clesséヴィレ・クレッセ(白)
シャルドネから造られる白のみ
・甘口ワイン(残糖8~18g/l)には「Levroutéルヴルテ」の表記が可能
Pouilly-Fuisséプイィ・フュイッセ(白)
シャルドネから造られる白のみ
・北からヴェルジッソン、ソリュトレ・プイィ、フュイッセ、シャントレの4ヵ村で構成され、村名A.O.C.で地区最大面積
・2020年9月にプイィ・フュイッセの1級畑(22区画)の認定が決定
→プルミエ・クリュを名乗る場合、収穫時の最低糖度、最低アルコール度数、最大収量は厳しくなる
Pouilly-Lochéプイィ・ロシェ(白)
Pouilly-Vinzellesプイィ・ヴァンセル(白)
Saint-Véranサン・ヴェラン(白)

マコネ地区はなじみの多い、マコンやプイィ・フュイッセは頻出なので覚えましょう!

ボージョレ地区

✅95%がガメイで造られるフルーティな赤ワイン産地
✅北部の土壌は花崗岩
セミマセラシオン・カルボニックによる醸造が好んで用いられる
Beaujolais Nouveauボージョレ・ヌーヴォーは1951年に初めて11月15日が解禁日となった→現在は11月第3木曜日

地方名A.O.C.

Beaujolaisボージョレ(赤、ロゼ、白)
果汁糖度180g/l、アルコール度数10.5%以上の赤なら「Beaujolais Supérieurボージョレ・シュペリュール」の表記可能
赤、ロゼの新酒は「Nouveau」、「primeur」の表記可能
Beaujolais Villagesボージョレ・ヴィラージュ(赤、ロゼ、白)
赤、ロゼの新酒は「Nouveau」、「primeur」の表記可能
Bourgogne Gamayブルゴーニュ・ガメイ(赤)
・クリュ・デュ・ボージョレが名乗れるエリアに対し、2011年ヴィンテージから認められたA.O.C.

ボージョレ・ヌーヴォーは赤とロゼに認められ、白はありません!

村名A.O.C.(クリュ・デュ・ボージョレ)

・以下10の村名A.O.C.はCrus du Beaujolaisクリュ・デュ・ボージョレと呼ばれる
これら村名A.O.C.には新酒を意味するNouveauやPrimeurの表記は付加できない

Brouillyブルイイ(赤)
クリュ・デュ・ボージョレ最南端かつ栽培面積最大
Côte de Brouillyコート・ド・ブルイイ(赤)
Régniéレニエ(赤)
1988年に加わった最新のクリュ
Morgonモルゴン(赤)
・クリュの中でも肉厚で力強く、長期熟成にも耐え得るワイン
Chiroublesシルーブル(赤)
Fleurieフルーリー(赤)
・最もエレガントなクリュとされる
Moulin-à-Ventムーラン・ア・ヴァン(赤)
・村名ではなく、15世紀に作られた風車を指す
・エレガントで力強く、複雑性に富んだワインで、長命なタイプ
Chénasシェナ(赤)
クリュの中で栽培面積最小
Juliénasジュリエナ(赤)
Saint-Amourサン・タムール(赤)
最北端に位置するクリュ

地方名A.O.C.は新酒の規定とも合わせて覚えましょう
クリュ・デュ・ボージョレは頻出なので、最北、最南、最小、最大など特徴的な村は押さえましょう

ジュラ・サヴォワ地方

ジュラ地方

ジュラ地方概要

✅フランスのワイン産地としては最小
✅全耕作面積の15%がビオロジック
半大陸性気候
✅アルボワはルイ・パストゥールが幼少期に過ごした町

主要ブドウ品種

✅白ブドウ
サヴァニャンヴァン・ジョーヌの品種
シャルドネ(=ムロン・ダルボワ耕作面積50%で最大

✅黒ブドウ
プールサール(ジュラ原産)
トゥルソー(ジュラ原産)
ピノ・ノワール

地方料理と食材

Comtéコンテ(A.O.P.チーズ、牛乳、加熱圧搾、A.O.P.チーズで生産量最大)
Mont d’Orモンドール(A.O.P.チーズ、牛乳、ウォッシュ、8/15~翌年3/15限定生産)
Morbierモルビエ(A.O.P.チーズ、牛乳、非加熱圧搾、断面中央に黒い線があるチーズ:下画像)

出典:雪印メグミルク Cheese Club

アルボワがパストゥールが過ごした町や、ムロン・ダルボワ(シャルドネのシノニム)は頻出です!
また、ジュラのチーズは有名なものが多いので、覚えておきましょう

主要なA.O.C.ワイン

Arboisアルボワ(赤、ロゼ、白、ヴァン・ジョーヌ、ヴァン・ド・パイユ)
地区最大の栽培面積
・12ヵ村に認められたA.O.C.
Pupillinピュピヤン村のワインについては、地理的名称を付記できる(Arbois Pupillin)
Château-Chalonシャトー・シャロン(ヴァン・ジョーヌ)
ヴァン・ジョーヌのみに認められたA.O.C.
・オーストリア宰相とナポレオン3世の逸話で有名:「世界最高のワインはあなたの国のシャトー・シャロンです」【ジュラ地方歴史の項参照】
L’Etoileレトワール(白、ヴァン・ジョーヌ、ヴァン・ド・パイユ)
・レトワールは「星」の意味
Côtes du Juraコート・デュ・ジュラ(赤、ロゼ、白、ヴァン・ジョーヌ、ヴァン・ド・パイユ)
・A.O.C.アルボワとの違いは、2022年9月2日の政令で認められた品種が1つ多い(白用のグランジェ
Crémant du Juraクレマン・デュ・ジュラ(発泡ロゼ、発泡白)
A.O.C. Côtes du Juraと同一のエリアで収穫されたブドウを用いて造られる、瓶内二次発酵発泡性ワイン(瓶内熟成期間:最低9ヶ月)
Macvin du Juraマクヴァン・デュ・ジュラ(V.D.L.の赤、ロゼ、白)
A.O.C. Côtes du Juraと同一のエリアで収穫されたブドウを用いて造られる、V.D.L.
・発酵の初期段階でアルコール度数52%以上のオー・ド・ヴィを添加する
Marc du Juraマール・デュ・ジュラ(オー・ド・ヴィ)
・2015年に承認されたA.O.C.
ジュラ地方のA.O.C.ワインの絞り滓から造られた蒸留酒
・最大600リットルの木樽で少なくとも24ヶ月熟成
・最低アルコール度数は40%

Vin Jauneヴァン・ジョーヌ(黄ワイン)

✅サヴァニャンから醸造した白ワインを産膜酵母下で長期熟成させたもの
サヴァニャンを白ワインとして醸造
※2022年9月2日の政令により、A.O.C.アルボワではアンファリネが、A.O.C.コート・ド・ジュラではアンファリネグランジェの使用が一部認められた
②オークの小樽に詰め、ウィヤージュ(補酒)をせず、収穫から少なくとも6年目の12月15日まで熟成(最低60ヶ月間は産膜酵母下で熟成
Clavelinクラヴラン(620ml)と呼ばれるボトルに詰める
④収穫から7年目の1月1日以降に出荷
ソトロンと呼ばれる芳香成分(アーモンド、ヘーゼルナッツ、キャラメル、シナモンなど)

Vin de Pailleヴァン・ド・パイユ(藁ワイン)

✅陰干ししたブドウから造られた甘口ワイン
認められている品種(サヴァニャンシャルドネプールサールトゥルソー
②ブドウを藁(パイユ)、スノコの上に並べるか、吊り下げ最低6週間乾燥
③圧搾時の糖度は320g/lを超え、420g/l未満
④少なくとも収穫から3年目の11月15日まで熟成、うち18ヶ月は木樽による熟成

ヴァン・ジョーヌとヴァン・ド・パイユの特徴はよく問われますので押さえましょう!
ヴァン・ジョーヌは”6”がキーワード(6年目、60ヶ月、620ml)なので暗記に役立ててください!

サヴォワ地方

サヴォワ地方概要

✅スイスとイタリアと国境を接する
✅レマン湖、ローヌ川、ブルジェ湖
✅1942年にセイセルがサヴォワとして最初のA.O.C.取得
海洋性気候

主要ブドウ品種

✅白ブドウ
ジャケールサヴォワ地方で最も栽培面積が広い
アルテス(=ルーセット

✅黒ブドウ
モンドゥーズ(サヴォワを代表する黒ブドウ品種)
ガメイ
ピノ・ノワール

地方料理と食材

Beaufortボーフォール(A.O.P.チーズ、牛乳、加熱圧搾)
Abondanceアボンダンス(A.O.P.チーズ、牛乳、半加熱圧搾)
Reblochonルブロション(A.O.P.チーズ、牛乳、非加熱圧搾)

主要なA.O.C.ワイン

Vin de Savoieヴァン・ド・サヴォワまたはSavoieサヴォワ(赤、ロゼ、白、発泡ロゼ)
・発泡ロゼは瓶内二次発酵(瓶内熟成期間9ヶ月以上)
・16の地理的名称を付記できる
・気候温暖化への対策として、2021年8月25日の政令で新たに数品種の使用が認められた
Crémantクレマン(発泡白)
・単独のA.O.C.ではなく、ヴァン・ド・サヴォワ/サヴォワの付則条項
瓶内二次発酵(瓶内熟成期間9ヶ月以上)
Roussette de Savoieルーセット・ド・サヴォワ(白)
アルテスルーセット)のみから造られる白に対して認められたA.O.C.
・4つの地理的名称を付記できる
Seysselセイセル(白、発泡白)
サヴォワとして最初のA.O.C.取得
Bugeyビュジェイ(赤、ロゼ、白、発泡ロゼ、発泡白)
・発泡性(MousseuxムスーまたはPétillantペティヤン)は瓶内二次発酵、瓶内熟成期間9ヶ月以上
・条件を満たすと以下の3つの地理的名称を付記できる
Bugey Manicleビュジェイ・マニクル(白、赤):白はシャルドネ100%、赤はピノ・ノワール100%
Bugey Montagnieuビュジェイ・モンタニュー(赤、発泡白):赤はモンドゥーズ100%、発泡白は瓶内二次発酵、瓶内熟成期間12ヶ月以上
Bugey Cerdonビュジェイ・セルドン(発泡性ロゼ):ガメイプールサール使用。「Méthode Ancestraleメトード・アンセストラル」と付記することも可能だが、その場合はプールサール単一は認められない

サヴォワはブドウ品種のジャケールモンドゥーズが特徴なので、これに絡んだA.O.C.を中心に覚えましょう!

ローヌ渓谷地方

ローヌ渓谷地方概要

✅北はヴィエンヌから南はニームまで南北250km
フランス第2位のA.O.C.ワイン生産量(1位はボルドー)
✅北部ローヌ(半大陸性気候)、南部ローヌ(地中海性気候
ミストラル:北から南に吹き抜ける風
✅南部の土壌:ガレ・ルレと呼ばれる玉石
✅1309年アヴィニョン捕囚→ヨハネス22世が夏の居城としてシャトーヌフ・デュ・パプ建設
✅1933年ル・ロワ男爵がA.O.C.の原型を作り、2年後のI.N.A.O.設立に発展
1936年、シャトーヌフ・デュ・パプ、タヴェルが最初のA.O.C.取得
✅近年はラストー(2010年)、ケランヌ(2016年)がA.O.C.取得

主要ブドウ品種

✅白ブドウ
ヴィオニエ(北部ローヌ)
マルサンヌ(北部ローヌ)
ルーサンヌ(北部ローヌ)
クレレット(南部ローヌ)
グルナッシュ・ブラン(南部ローヌ)

✅黒ブドウ
シラー(北部ローヌを代表する品種、南部ローヌではブレンド)
グルナッシュ(南部ローヌ)
ムールヴェードル(南部ローヌ)
サンソー(南部ローヌ)

地方料理と食材

Daube Avignonnaiseドーブ・アヴィニョネーズ(アヴィニョン名物の煮込み料理)
Picodonピコドン(A.O.P.チーズ、山羊乳、シェーブル、メダル形)

ローヌ渓谷は北部と南部でブドウ、ワイン、気候など、だいぶ異なるため整理しましょう
北部のA.O.C.ワインはブドウ品種、生産可能色、地図上の位置も含め、すべて覚えましょう(南部は重要A.O.C.のみ)

ローヌ渓谷全域

主なA.O.C.

Côtes du Rhôneコート・デュ・ローヌ(赤、ロゼ、白)
・2023年の生産量はローヌ渓谷における全A.O.C.ワインの44%を占める
・2024年から気候変動への適応を目的としたブドウ品種が認められた
Côtes du Rhône Villagesコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ(赤、ロゼ、白)
・規定はA.O.C.コート・デュ・ローヌより厳しい
Côtes du Rhône Villages+地理的名称
・2018年の政令でSaint-Andéolサン・タンデオルが加わり、2024年の政令でLaudunローダンがクリュに昇格した結果、21の地理的名称あり

北部ローヌ

主なA.O.C.

Côte-Rôtieコート・ロティ(赤)右岸
シラー80%以上、ヴィオニエ20%まで
ローヌ渓谷のA.O.C.として最北端
・「焼け焦げた丘」の意味

Condrieuコンドリュー(白)右岸
ヴィオニエ100%で醸造された白ワインのA.O.C.

Château-Grilletシャトー・グリエ(白)右岸
ヴィオニエ100%
ローヌ渓谷で最初に認定されたA.O.C.のひとつ
北部ローヌ最小(円形劇場の形)
・シャトー・ラトゥールを有するピノー家の単独所有

Saint-Josephサン・ジョセフ(赤、白)右岸
・赤はシラー90%以上、ルーサンヌマルサンヌ10%まで

Hermitageエルミタージュ(赤、白、ヴァン・ド・パイユ左岸
・赤はシラー85%以上、ルーサンヌマルサンヌ15%まで
・「隠者」の意味
ヴァン・ド・パイユを造ることができる

Crozes-Hermitageクローズ・エルミタージュ(赤、白)左岸
・赤はシラー85%、ルーサンヌマルサンヌ15%まで
北部ローヌ最大

Cornasコルナス(赤)右岸
シラー100%

Saint-Pérayサン・ペレイ(白、発泡白)右岸
ルーサンヌマルサンヌ
・ムスーは瓶内二次発酵(瓶内熟成12ヶ月以上)

Clairette de Dieクレレット・ド・ディー(アンセストラル方式による微発泡白、発泡白)
・微発泡の白はアンセストラル方式主要品種はクレレットでなく、ミュスカ・ア・プティ・グラン(65%以上)、ガス圧は少なくとも3気圧、残糖25g/l以上の甘口
・発泡白は瓶内二次発酵(瓶内熟成9ヶ月以上)、クレレット100%、ガス圧3.5気圧以上、糖度はドサージュ後15g/l以下

Crémant de Dieクレマン・ド・ディー(発泡白)
クレレット主体
・瓶内二次発酵(瓶内熟成12ヶ月以上)

Coteaux de Dieコトー・ド・ディー(白)
クレレット100%から造られる非発泡性の白ワイン

Châtillon-en-Dioisシャティヨン・アン・ディオワ(赤、ロゼ、白)
・赤はガメイ主体

北部ローヌは地図問やブドウ品種の割合は頻出です!
教本の地図上でA.O.C.の位置がわかるようにしましょう!

南部ローヌ

主要なA.O.C.

Grignan-les-Adhémarグリニャン・レ・ザデマール(赤、ロゼ、白)
・南部ローヌ北端のA.O.C.

Costières de Nîmesコスティエール・ド・ニーム(赤、ロゼ、白)
ローヌ渓谷のワイン産地において最南端

Châteauneuf-du-Papeシャトーヌフ・デュ・パプ(赤、白)
・南部ローヌを代表するA.O.C.
・ローマ法皇ヨハネス22世が築造させた夏の居城の廃墟が残る
13品種が許可
・使用が認められていない主な品種(黒:カリニャン、白:ヴィオニエマルサンヌ

認可13品種を覚えるより、使用が認められていない3品種を覚えておくことで、問題には対応できます

Gigondasジゴンダス赤、ロゼ、白
・1971年にコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュから最初に独立したA.O.C.
・赤はグルナッシュ50%以上用い、シラーまたはムールヴェードルのうち、少なくともどちらか一方をブレンド
白ワインが2023年の政令により新たに認められた:クレレット主体

Vacqueyrasヴァケイラス(赤、ロゼ、白)
・赤はグルナッシュ50%以上

Laudunローダン(赤、ロゼ、白)
2024年の政令でクリュに昇格

Liracリラック(赤、ロゼ、白)
・ローヌ川を挟んでシャトー・ヌフ・デュ・パプの対岸に位置する
・赤、ロゼはグルナッシュ主体

Tavelタヴェルロゼ
・コート・デュ・ローヌの17クリュで最南に位置する
グルナッシュを主体としたロゼのみのA.O.C.

Vinsobresヴァンソーブル(赤)
グルナッシュ50%以上
・2006年にコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュから独立

Rasteauラストー(赤、V.D.N.
元はV.D.N.にのみ与えられたA.O.C.
・2010年にスティル赤が認定

Beaumes de Veniseボーム・ド・ヴニーズ(赤)
グルナッシュ主体

Muscat de Beaumes de Veniseミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズV.D.N.
・V.D.N.(天然甘口ワイン)のA.O.C.
ミュスカ・ア・プティグラン・ブランミュスカ・ア・プティ・グラン・ルージュの2品種

Cairanneケランヌ(赤、白)
・2016年にコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュから独立したローヌ渓谷で最新のA.O.C.
・赤はグルナッシュ主体

南部ローヌは主要ブドウ品種、生産可能色、A.O.C.認定の新旧などが問われます
生産可能色は特徴のあるA.O.C.(ロゼのみ、V.D.N.のみなど)だけでも押さえるようにしましょう!また、新しくクリュに昇格したA.O.C.ローダンや、A.O.C.ジゴンダスに近年白ワインが追加されている点など要チェックです!

フランス前編(シャンパーニュ地方、アルザス・ロレーヌ地方、ブルゴーニュ地方&ボージョレ地区、ジュラ・サヴォワ地方、ローヌ渓谷地方) 予想問題

理解度の確認のため、10問全問正解するまで帰れま10にチャレンジしてみましょう!

10問全問正解するまで何度もチャレンジしてみてください。問題には教本の該当ページを記載してありますので、間違った問題や解答に迷った問題は、都度教本に戻って復習してみてください。

シャンパーニュ地方にブドウ栽培がもたらされた時期はいつ頃か?【P.557】
フランスで白ワイン用ブドウ栽培面積1位の品種は何か?【P.553】
ブルゴーニュの歴史において、1395年にフィリップ豪胆公の勅令で「卑しく、不誠実な品種」として植え付けが禁じられたブドウは何か?【P.569】
サヴォア地区のA.O.C. Bugey Montagnieuの赤ワインのブドウ品種は何か?【P.605】
A.O.C. Alsace Grand Cruで、ピノ・ノワールを単一で醸造した赤ワインを造ることができないリュー・ディは以下のどれか?【P.567】
フランス全体のブドウ栽培面積で、黒ブドウ第1位の品種は何か?【P.554】
シャンパーニュ地方のA.O.C. Coteaux Champenoisの生産可能色として正しいのは次のどれか?【P.559】
南部ローヌのA.O.C. Châteauneuf du Papeの生産可能色として正しいのは次のどれか?【P.612】
次の南部ローヌA.O.C.のうち、天然甘口ワイン(V.D.N.)のみに認められたA.O.C.はどれか?【P.613】
ピュリニィ・モンラッシェとシャサーニュ・モンラッシェの丘向こうに隣接する村に与えられた村名A.O.C.は何か?【P.589】
10問全問正解するまで帰れま10【フランス前編:シャンパーニュ地方、アルザス・ロレーヌ地方、ブルゴーニュ地方&ボージョレ地区、ジュラ・サヴォワ地方、ローヌ渓谷地方】
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