【ソムリエ/ワインエキスパート試験2026】アルゼンチン、チリ、ウルグアイ

ソムリエ/ワインエキスパート試験対策について、教本の出題ポイントをまとめています
昨年度からの変更点や、頻出箇所などポイントを抑えて解説します
最後に確認問題を掲載してありますので、理解度の確認に使用してください!

表示の説明

各項目の出題ポイント、ヒントはボックスで示しました
必ず押さえておくべき用語は青字、人名は赤字、ブドウ品種は緑字で表示しています
その他黒字の部分もできるだけ広く覚えるようにしましょう!
また、重要な箇所は黄色のアンダーラインで示しています

昨年からの主な変更点

アルゼンチン

  1. 主なブドウ品種のクリオジャ・グランデの説明文一部追記(クリオジャ・グランデは~地元消費向けが主となる。)【P.191】
  2. 主なブドウ品種にクリオジャ・チカの説明が追加

ブドウ品種の追記点は出題されそうなので要チェックです

チリ

  1. 気候風土の説明文一部追記(そしてセントラル・ヴァレーの~東西に走っている。)【P.455】
  2. 気候風土のチロエの説明文一部追記(そして2025年、D.O.チロエが認証された。)【P.456】
  3. [チリワインのラベルに表示できる品種名]が全面改訂【P.460】

チロエがD.O.認定されました!
また、チリワインのラベルに表示できる品種名一覧が大幅に更新されたため、重要品種のシノニムは余裕があればチェックしておきましょう

ウルグアイ

●大きな変更なし

アルゼンチン

プロフィール

✅近年の経済悪化を受け、消費者のワイン離れ
・国民1人当たり年間ワイン消費量はピーク時91.8リットル(1970年)から24.5リットル(2021)まで落ち込む
✅ワイン輸出量は前年比20.5%の大幅減だったが、金額では7.4%増加(2022)
・日本のアルゼンチンワイン輸入量は2014年をピークに減少傾向が続く
✅アルゼンチンはブラジルなどとメルコスール(南米南部共同市場)を構成
・日本との交渉に進展はなく、アルゼンチンワインの関税撤廃は見込めない

歴史

✅16世紀中頃:キリスト教の普及活動者がスペインからワイン用ブドウ(クリオジャ)を持ち込む
✅19世紀後半:パタゴニアを国土に組み込みと、鉄道の敷設によってワイン事情が大きく変化
✅1853年:農事試験場(キンタ・ノルマル)をメンドーサに開設し、フランスの植物学者Michel Aime Pougetミシェル・アイメ・プージェを招聘→マルベックをはじめとするブドウをメンドーサに初めて植えた
✅1910年代:イタリア移民により、当時の北イタリアのブドウ栽培方式とブドウ品種をアルゼンチンにもたらした→ボナルダの適合やパラール(棚仕立て)の導入
✅1990年代:カリフォルニアのロバート・モンダヴィで学んだニコラス・カテナがメンドーサでカベルネ・ソーヴィニョンとシャルドネを植え、ヴァラエタルワインをリリース
✅カリフォルニアやフランスからコンサルタントがやってきて、ブドウ栽培やワイン造りだけでなく、国際市場の開拓にも尽力→アルゼンチン・マルベックが米国市場で大きな需要獲得
✅21世紀:マルベックの生産に注力(父・ニコラスからワイナリー経営を引き継いだLaura Catenaラウラ・カテナがメンドーサ・マルベックを世界に広げる中心的な役割を果たす)

気候風土

✅大陸性気候
✅毎年の雹とZondaソンダという強風による被害が大きい
✅ブドウ畑の標高450m〜3,329m、その差2,800m以上(気温差20℃)→標高の高い畑:サンタ・マリア(カタマルカ州)、カチ(サルタ州)、ケブラダ・デ・ウマワカ(フフイ州)
✅灌漑が欠かせない
・伝統的な灌漑法:フラッド灌漑
・新しい灌漑法:ドリップ灌漑
✅ブドウ樹の仕立て方
・従来の方法:パラール(棚仕立て)
・新しい方法:コルドン仕立て、畝に針金を渡して新梢を止めキャノピー・マネジメントを施している→VSP.(バーティカル・シュート・ポジション)

歴史(ブドウの持ち込み)や気候風土は頻出なのでチェックしましょう!

主なブドウ品種

✅マルベック
・栽培面積全体/黒ブドウ1位(黒ブドウではマルベックだけ栽培面積が前年比増)
・マグドレーヌ・ノワール・デ・シャラントとプリュヌラールの交配
・1853年4月17日に初めてメンドーサにマルベックが植栽→「マルベックデー」
✅セレサ
・栽培面積2位(白ブドウ1位)
・セレサは英語のチェリー(果皮の色がピンク)
✅ボナルダ
・栽培面積3位(黒ブドウ2位)
・DNA解析の結果、フランス・サヴォワ原産のドゥース・ノワールと判明
✅カベルネ・ソーヴィニョン
・19世紀後半に初めて植えられた
・黒ブドウ3位
✅クリオジャ・グランデ
・主にメンドーサ地方で栽培
・ピンク色の果粒を持ち、ワインは淡いピンク色になることが多い
✅ペドロ・ヒメネス
・クリオジャの亜種の白品種
・アンダルシアのペドロ・ヒメネスとは異なる品種
✅トロンテス
・3種の亜種(トロンテス・リオハーノ、トロンテス・サンフアニーノ、トロンテス・メンドシーノ)
・トロンテス・リオハーノとサンファニーノは、マスカット・オブ・アレキサンドリアとクリオジャ・チカの自然交配種
・カファジャテのトロンテスは最も個性的で高品質といわれている
✅クリオジャ・チカ
・カナリア諸島のリスタン・プリエトがアメリカ大陸に運ばれたもの
・チリ:パイス、カリフォルニア:ミッション

上記ブドウ品種は覚えておきましょう!

ワイン法と品質分類

✅ワイン法は1959年公布
✅INV(Instituto Nacional de Vitiviniculturaインスティトゥト・ナシオナル・デ・ビティビニクルトゥラ:国立ブドウ栽培醸造研究所)がブドウ栽培とワイン生産を管轄

✅ワインの分類
a)Vinos Genuinosビノス・ヘヌイノス(スティルワイン)
b)Vinos Especialesビノス・エスペシアレス(3つのタイプあり:カテゴリーA〜C)
c)Vinos Espumososビノス・エスプモソス(ボトルなどの密閉容器で二次発酵させたスパークリングワイン)
d)Vino Gasificadoビノ・ガシフィカド(スティルワインにガスを注入したスパークリングワイン)
e)Vino Compuestoビノ・コンプエスト(ワインに芳香物質や甘味を加えたもの)
f)Chichaチチャ(アルコール発酵の途上の甘いワイン)

✅I.P.ワイン
・生産地が広域に渡るものや、I.G.ワインとD.O.C.ワインに認定されていないもの
・産地名を表示する場合、当該産地のブドウを80%以上使用しなければならない

✅I.G.ワイン(地理的表示)
・特徴のある限定された産地名
・産地と醸造所が当該I.G.域内になければならない
・使用ブドウ品種は当該地域で収穫した、認証されたヴィティス・ヴィニフェラ種に限る
・ロゼワイン用品種として認証されているのはゲヴュルツトラミネール

✅D.O.C.ワイン
・当該地で収穫したヴィテス・ヴィニフェラ種を当該地で規定の方法で醸造・瓶詰めしなければならない
・ルハン・デ・クージョ(2005年認定、メンドーサ川流域)
・サン・ラファエル(2007年認定、メンドーサ南部)

✅熟成期間に関する表示
・Reservaレセルバ(オーク樽で、赤:最低1年、白:最低6ヶ月熟成)
・Gran Reservaグラン・レセルバ(オーク樽で、赤:最低2年、白:最低1年熟成)

✅輸出市場向けワインの基準(85%ルール)

品質分類はI.P.、I.G.、D.O.C.ワインの違いを押さえておきましょう
また、D.O.C.認定は2つだけなので、認定年とサブ・リージョンも覚えましょう!

ワインの産地と特徴

  1. ノルテ(北部)
  2. クージョ(中央部)
  3. パタゴニア(南部)
  4. アトランティカ(大西洋沿岸部):ブエノスアイレス州南部の大西洋沿岸部。アルゼンチン初の海風や霧の影響を受ける産地。I.G.チャパドマラル、I.G.ビジャ・ベンタナ

ノルテ地方(北部)

✅フフイ州(最北西端)I.G.ケブラダ・デ・ウマワカ
・世界で最も高地にあるブドウ畑(標高2,720m~3,329m)
・マルベック、シラーなど黒ブドウ品種が9割

✅サルタ州、トゥクマン州、カタマルカ州を南北に縦断するカルチャキヴァレー

✅カファジャテ
・カルチャキヴァレーのブドウ生産中心地
・トロンテスはアルゼンチンで最も個性的で高品質と評価

クージョ地方(中央部)

✅ラ・リオハ州、サン・フアン州、メンドーサ州

✅メンドーサ
・ブドウ栽培面積はアルゼンチン全体の約70%を占める
・以下5つのサブ・リージョン
①メンドーサ北部
・ラバジェ(メンドーサで標高の最も低い)
②プリメーラ・ソナ
・メンドーサ川流域一帯
・アルゼンチンの全醸造所の40%が終結
・マイプーとルハン・デ・クージョに分けられる
・ルハン・デ・クージョD.O.C.
③ウコ・ヴァレー
・メンドーサ市の南西
・PiPA:2019年1月、I.G.パラへ・アルタミラの小規模な12ワイン生産者が創設した団体→ウコ・ヴァレーのマルベックの個性を消費者に訴えようとしている
・I.G.サン・パブロ(2019年12月に新しく認証)
④メンドーサ東部
⑤メンドーサ南部
・サン・ラファエルD.O.C.

ワイン産地はメンドーサが中心となりますので、2つのD.O.C.、PiPA、新しく追加されたI.G.サン・パブロなど、しっかり押さえましょう!

✅サン・フアン
・メンドーサに次ぐ大きな栽培面積を誇る
・トゥルム・ヴァレーとソンダ・ヴァレー

パタゴニア地方(南部)

✅ラ・パンパ州、ネウケン州、リオ・ネグロ州、チュブ州

✅リオ・ネグロはブドウ栽培地としては最も標高が低い

✅チュブはアルゼンチン最南端のブドウ栽培地→I.G.トレベリン(2019年認証、南緯43度)

チュブは最南端ということで頻出です、I.G.トレベリンもあわせて覚えましょう!

チリ

プロフィール

✅2019年4月以降、チリワインにかかる関税はゼロになった
✅ブドウ栽培地は南緯27度〜46度までの約2,000km
✅フンボルト海流(寒流)

歴史

✅16世紀半ば:スペインのカトリック伝道者がパイス種、モスカテル種などを植えたことに始まる
→Francisco de Aguirreフランシスコ・デ・アギーレのブドウ畑がチリ最初のもの
✅1818年:スペインから独立
✅1830年:政府がフランスから招聘したClaude Gayクロード・ゲイがボルドー品種を実験的に植える
✅1851年:Silvestre Ochagaviaシルベストレ・オチャガビアが渡欧し、1852年フランスから苗木を輸入しボルドー品種を植える
✅1980〜1990年代にヴァラエタルワインブームでカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネに注目→チリにはシャルドネがなかった
✅1990年代 カサブランカ・ヴァレーでシャルドネ生産

気候風土

✅東側をアンデス山脈、西側の太平洋岸に海岸山地が走り、2つの山脈にセントラル・ヴァレーが広い平地となっている
✅ラペル(カチャポアルとコルチャグア)は他の中央低地とは気象条件が異なる
✅地中海性気候
✅灌漑方法
・間断灌漑(伝統的な灌漑法)
・ドリップ・イリゲーション(点滴灌漑)
・ドライ・ファーミング(自然のままに任せて灌漑をしない方法)
✅フィロキセラがいない

✅究極の栽培環境(エクストリーム・ウェザー、アルティメット・クライメット)
【ウアスコ・ヴァレー】
・カマンチャカと呼ばれる冷たい海霧により砂漠地帯でもブドウ栽培が成立
・ソーヴィニヨン・ブランやピノ・ノワールが人気
・モスカテル種を栽培するアタカマ・ピスコの産地

【エルキ・アルト】
・標高2,200mにひらいたアルコワスのブドウ畑
・紫外線が強い高地なのでトゥーリガ・ナシオナルの適正も試されている
・アルコワスの栽培家はもともとピスコ用のモスカテル種を栽培

【コスタ】
・海岸山地の山中や海に面した斜面にひらいたブドウ畑
・リカンテン(クリコ)のスパイシーなマルベックやカベルネ・フランに注目

【オソルノ・ヴァレー】
・最南部のD.O.アウストラルに広がる湖水地方にひらいたブドウ畑
・オソルノ山(チリ富士と呼ばれる)

【チロエ】
・2018年、オソルノよりさらに南のチロエ島にアルバリーニョなどが植えられた
・チロエ本島北部のピノ・ノワールから造られたスパークリングワインが2024年に初めてリリース
・2025年、D.O.チロエが認証

【チレ・チコ】
・チリ最南端のブドウ栽培地(INIAが2016年にピノ・ノワール、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランを植えた)
・チレ・チコは南緯46.3度ヘネラル・カレラ湖のチリ側南岸に位置する町
・D.O.認証を出願中

引用)Google Map

灌漑方法と、アルティメット・クライメットは重要です
チロエがD.O.認証されました!
D.O.認証申請中のチレ・チコとの位置関係(上地図)も頭に入れておきましょう!

主なブドウ品種

✅ブドウ品種栽培面積
・1位:カベルネ・ソーヴィニヨン(全体の約28%を占める)、2位:ソーヴィニヨン・ブラン

✅カルメネール
・長い間メルロと間違われていた
・語源は「深紅色の」という意味

✅パイス
・リスタン・プリエトというスペイン・アンダルシア原産のブドウ品種と同じ
・20世紀半ばから栽培面積が減少

✅カリニャン
・2009年に12ワイナリーがVIGNOヴィーニョ(Vignadores de Carignan)結成→2023年6月末現在、16ワイナリーに
【VIGNOの製造基準】
①D.O.マウレ・ヴァレーのカリニャンを85%以上使用
②樹齢30年以上のブドウを使用
③灌漑をしていない(ドライ・ファーミング)畑で株仕立て(エンバソ)
④マウレ・ヴァレーのブドウである
⑤木、セメント、アンフォラ、ガラスの容器で24ヶ月以上熟成

VIGNOは頻出なので、結成の目的、ワイナリー数、製造基準など押さえましょう!

ワイン法と品質分類

✅ワインの定義
・ヴィティス・ヴィニフェラのブドウ果汁を発酵させたものに限る
・ワインはブドウ果汁の糖分だけで造らなければならない
・アルコール分は11.5%以上
✅Espmosoエスプモーソ(スパークリングワイン)
・密閉容器中の二次発酵で得られた炭酸ガス(20℃で3気圧以上)

✅ワインの原産地呼称(D.O.)と品質表示規定1994年に規定(公告は1995年)
・SAGが管理
・チリのD.O.規定には栽培品種の特定や醸造法などに関する規制はない

✅ラベル表示規定
・ラベル表示は75%ルール(ただし、輸出ワインは85%ルール)
・D.O.ワインには以下の品質表示を加えることができる
①Superiorスペリオール(香味に独自性が認められる場合)
②Reservaレセルバ(アルコール度数が法定最低アルコール度数より0.5%以上高く、独自の香味がある場合)
③Reserva Especialレセルバ・エスペシアル(レセルバで樽熟成したワイン)
④Reserva Privadaレセルバ・プリバダ(アルコール度数が法定最低アルコール度数より1%以上高く、独自の香味がある場合)
⑤Gran Reservaグラン・レセルバ(レセルバ・プリバダで樽熟成したワイン)

チリのラベル表示は75%ルールで、輸出向けワインはEUの基準に合わせて85%ルールとなっていますので、注意しましょう!

チリの食文化と料理

✅Cevicheセビーチェ(魚介類のレモン果汁和え)
✅Empanadaエンパナーダ(伝統的な家庭料理で、具の入ったパン)
✅Pisco Sourピスコ・サワー(食前酒で、ピスコのカクテル)

ワインの産地と特徴

✅南北1,400kmのブドウ栽培地をケッペンの気候区分で以下のように分類
①沙漠気候(南緯25度):アタカマ砂漠
②ステップ気候(南緯25~32度):年間を通じて降水量が少ない
③地中海性気候(南緯32~37.5度):冬は湿度が高くて寒く、夏は乾燥して暖かい
④温暖湿潤気候(南緯37.5~50度):1年を通じて降雨がある

D.O. アタカマ

✅最北のD.O.
✅ピスコという蒸留酒を造るためのモスカテル種を栽培

✅D.O. Copiapo Valleyコピアポ・ヴァレー

✅D.O. Huasco Valleyウアスコ・ヴァレー
・アタカマ砂漠南部の砂漠地帯
・カマンチャカという海洋性層積雲によって冷たい海風が吹き砂漠地帯でもブドウ栽培が成立
・ソーヴィニヨン・ブランが人気

D.O. コキンボ

✅D.O. Elqui Valleyエルキ・ヴァレー
・アンデス山脈のアルコワスにチリで最も標高の高い(標高2,200m)ブドウ畑あり

✅D.O. Limari Valleyリマリ・ヴァレー
✅D.O. Choapa Valleyチョアパ・ヴァレー

D.O. アコンカグア

✅D.O. Aconcagua Valleyアコンカグア・ヴァレー
✅D.O. Casablanca Valleyカサブランカ・ヴァレー
・1990年代にチリで初めて開拓された冷涼な畑

✅D.O. San Antonio Valleyサン・アントニオ・ヴァレー
・サブゾーンにD.O. Leyda Valleyレイダ・ヴァレー
・さわやかな酸味とミネラルの要素を持つ白ワインや繊細なピノ・ノワールで頭角を現してきている

✅D.O. Marga Marga Valleyマルガマルガ・ヴァレー

D.O. セントラル・ヴァレー

✅チリのブドウ栽培が始まった地域
✅MOVI(マウレ・ヴァレーの栽培家と海外からの移住生産者で組織)

✅D.O. Maipo Valleyマイポ・ヴァレー
・カベルネ・ソーヴィニヨンが50%以上占める

✅D.O. Rapel Valleyラペル・ヴァレー
・北と南に2つのサブゾーン
・D.O. Cachapoal Valleyカチャポアル・ヴァレー(北側)→カルメネールの最適地
・D.O. Colchagua Valleyコルチャグア・ヴァレー(南側)→アパルタはチリのグラン・クリュといえる

✅D.O. Curicó Valleyクリコ・ヴァレー
・2つのD.O.サブゾーンあり

✅D.O. Maule Valleyマウレ・ヴァレー
・チリ最大のブドウ産地

D.O. サウス

✅降水量が多いので灌漑を必要としない(灌漑地域は全体の約10%程度)

✅D.O. Itata Valleyイタタ・ヴァレー
✅D.O. Bío Bío Valleyビオビオ・ヴァレー
✅D.O. Malleco Valleyマジェコ・ヴァレー

D.O. セカノ・インテリオル

✅クリコ、マウレ、イタタ、ビオビオの非灌漑地で栽培したパイスとサンソーに適用される呼称

D.O. アウストラル

✅2011年に認定されたチリ最南のD.O.
✅アウストラルは「南極」の意味
✅D.O. Cauntin Valleyカウティン・ヴァレー

✅D.O. Osorno Valleyオソルノ・ヴァレー
・湖水地方に拓いたブドウ畑
・年間降水量1,800mmもあり、収穫期にも雨が降る
・オソルノ山は富士山に似ている(チリ富士と呼ばれている)

重要なサブリージョンが、どこの産地に属するのかを押さえましょう!

2012年に改訂された原産地呼称表示

✅気候の特徴(あるいは土壌の組成)に沿って海からアンデスに向かって垂直に区分
✅2011年に従来の原産地呼称表記に付記する格好で二次的な産地表示が可能となった
・Costaコスタ
・Entre Cordillerasエントレ・コルディリェラス
・Andesアンデス
✅ラベル表示は85%ルール

コスタ

✅チリの海岸線
✅フンボルト寒流の影響を受ける冷涼エリア

エントレ・コルディリェラス

✅チリの農業はここで始まった
✅チリワイン生産の約60%を占める

アンデス

✅山から毎朝吹き降ろす風「El Lacoエル・ラコ」

新しい原産地呼称表示も頻出箇所なので、地図上の位置と各区分のポイントを覚えましょう

サステイナビリティ・コード

✅チリワイン協会が決めた自主規制
✅以下4分野で構成する認証制度
①ブドウ栽培(グリーンエリア)
②ワイン製造プロセス(レッドエリア)
③脱炭素社会実現への貢献(オレンジエリア)
④ワイン・ツーリズム(パープルエリア)
✅ワイン・オブ・チリ・サステイナブル認証マーク(教本参照)
✅参加ワイナリーは79(チリ瓶詰ワイン輸出量の80%を占める)
✅ECOCERT、NSF、SGSの各団体が2年に1回の頻度で検証

ワイン・オブ・チリ・サステイナブル認証は近年追加項目です!
4つのエリアと、認証マーク、参加ワイナリー数など押さえておきましょう!

ウルグアイ

プロフィール

✅ラ・プラタ川を挟んで対岸にアルゼンチン首都ブエノス・アイレス
✅ワイン生産量:南米4位
✅赤ワインの生産多く56%を占める(白ワイン:11%、ロゼワイン:33%)

歴史

✅17世紀末:スペインから初めてブドウが持ち込まれる(モスカテル種)
✅1873年:Francisco Vidiellaフランシスコ・ヴィディエラがヨーロッパ品種を持ち帰り植える
✅1874年:Pascual Harriagueパスカル・アリアゲがアルゼンチンよりタナを持ち帰り植える→後にウルグアイを代表する品種に(アリアゲがタナのシノニムになる)→アリアゲの誕生日4月14日がタナの日に制定
✅1893年:フィロキセラ被害→北米産台木に接木することで克服(98%以上のブドウ樹が接木)
✅1965年:ウルグアイ技術研究所(LATU)設立→輸出前のワインに対して化学分析と官能検査
✅1987年:国立ブドウ栽培ワイン醸造協会(INAVI)設立→国際的競争力を養う

気候風土

✅南緯30度~35度
✅温暖湿潤気候
✅垣根仕立て(68%)、ウルグアイ伝統のLIRAリラ仕立て(25%)

パスカル・アリアゲは頻出です

主なブドウ品種

✅80%が黒ブドウ品種、20%が白ブドウ品種
✅ブドウ栽培面積
・白1位:ユニ・ブラン
・黒/全体1位:タナ(=アリアゲ)
✅県別栽培面積
・1位:カネロネス(66%)
・2位:モンテビオ(12%)

✅タナ(ウルグアイのタナ=ウルタナ)
・栽培面積全体の27%を占める
・元来フランス南西地方の固有品種
・タナの名前の由来はタンニンからきている

✅マルスラン
・近年、栽培面積が増加傾向
・カベルネ・ソーヴィニヨンとグルナッシュ・ノワールの交配

✅アリナルノア
・近年、栽培面積が増加傾向
・タナとカベルネ・ソーヴィニョンの交配品種

ウルグアイが(チリやアルゼンチンと違い)暑くならないのは、ラ・プラタ川と温暖湿潤気候のおかげです。ただし湿度が高いのでリラ仕立て(Y字型に仕立てるため風通しが良い)にしたり、カビ病に強いタナの栽培比率が高かったりします!

ウルグアイといえばタナ!
シノニム、交配、栽培割合など、しっかり覚えておきましょう

ワイン法と品質分類

✅原産地呼称(D.O.)制度はない

✅Vino de Calidad Preferente(V.C.P.)
・優良品質ワイン
・85%ルール
✅Vino Común(V.C.)
・テーブルワイン

ウルグアイの食文化と料理

✅国民1人当たりの年間牛肉消費量が他国と比べてはるかに多い
✅Asadoアサード(ブロック肉を焼き上げる牛肉料理)
✅Queso Coloniaケソ・コロニア(ウルグアイを代表する牛乳から造られるセミハードタイプのチーズ)

ワインの産地と特徴

✅19の県があり、うち16の県でブドウ栽培されている
✅主なブドウ栽培地域
・カネロネス(国内ブドウ生産量の66%)
・モンテビデオ(同12%)
・マルドナド(同7%)

北部ウルグアイ川流域/リトラル・ノルテ

✅パイサンドゥ

✅サルト
・栽培ブドウは赤100%で、うちタナが半数を占める

南部ウルグアイ川流域/リトラル・スル

✅コロニア
・ウルグアイ第4位のワイン産地
・対岸にアルゼンチンの首都ブエノス・アイレス
・ウルグアイ最古のワイナリーLos Cerros de San Juanロス・セロス・デ・サン・ファンが現存

首都圏部/メトロポリターナ

✅ウルグアイのブドウ栽培、ワイン造りの中心で、ワイナリーの70%が集中

✅カネロネス
・ウルグアイで最大かつ最も重要な産地(栽培面積全体の66.6%を占める)

✅モンテビデオ
・ウルグアイ第2位のワイン産地
・首都モンテビデオを擁する
・Bodega Bouzaボデガ・ボウサやBodegas Carrauボデガス・カラウなどのワイナリーがある

中央部/セントロ

✅最も気温が高く、他の地域より日照量が多い

大西洋沿岸地域/オセアニカ

✅マルドナド
・ウルグアイ第3位のワイン産地
・赤が75%(タナ、メルロ、マルスラン、カベルネ・フランなど)
・白が25%(アルバリーニョが最も多い)→他の地域と比べ白ブドウの割合が高い
・Bodega Garzónボデガ・ガルソンは雑誌などコンテストで選出されるなど注目を集めている
→ワインスペクテーター誌の世界TOP100ワイナリー2017、Wine EnthusiastでNew World Winery of the year 2018にウルグアイで初選出、World’s Best Vineyards 2021で4位

北部内陸地域/ノルテ

✅リベラ
・ブラジルのワイン産地カンパーニャ地方と国境を接する

重要産地は南部に集中しています
各産地のポイントと地図上の位置も押さえておきましょう!

サステイナブル・ブドウ栽培プログラム

✅ブドウ園向けに開発されたINAVIのプログラム
✅162のブドウ園が認証を受けている(教本ロゴマーク参照)

サステイナブル・ブドウ栽培プログラムは今期追加事項です

アルゼンチン、チリ、ウルグアイ 予想問題

理解度の確認のため、10問全問正解するまで帰れま10にチャレンジしてみましょう!

10問全問正解するまで何度もチャレンジしてみてください。問題には教本の該当ページを記載してありますので、間違った問題や解答に迷った問題は、都度教本に戻って復習してみてください。

アルゼンチンのワイン分類で、アルコール発酵の途上の甘いワインは何と呼ばれるか?【P.192】
アルゼンチンの輸出市場向けワインの基準で、品種名、生産年をラベル表示するためには当該ブドウ品種が何%以上含まれていればよいか?【P.193】
チリのブドウ栽培面積が最も大きい白ブドウ品種は何か?【P.457】
チリのブドウ栽培の始まりとされる、16世紀半ばにスペインのカトリック伝道者によって植えられたブドウ品種は何か?【P.453】
チリワイン産業の持続可能性に関する規則Sustainability Codeにおいて、パープルエリアとはどの分野を指すか?【P.468】
チリのD.O. Maipo Valleyで栽培されるブドウのうち50%以上の栽培面積を占めるブドウ品種は何か?【P.464】
アルゼンチンに1910年代にイタリア移民によってもたらされた、イタリア由来の栽培技術は次のどれか?【P.188】
チリの主要ブドウ品種であるカルメネールの語源「カルミン」とはどのような意味を持つか?【P.458】
アルゼンチンの新しい畑で行われている「新梢が垂直に伸びる仕立て方」を何と呼んでいるか?【P.190】
アルゼンチンのワイン分類で、ボトルなどの密閉容器で二次発酵させたスパークリングワインの分類は何か?【P.192】
10問全問正解するまで帰れま10【アルゼンチン、チリ、ウルグアイ】
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